あらさがし

ブログは続かないタイプです。溢れすぎたときに書きます。

Sexy Zoneが抱きしめた平成最後の夏、5人が刻んだ言葉たちに思うこと

ーーこの24時間テレビを通して出会った多くの人たちから、Sexy Zoneのこの5人は、一体何を学び、そして、何を感じ、どんな人生の変化があったのでしょうか。

 
24時間テレビを走りきる直前。そう羽鳥アナウンサーが切り出して、ひとりひとり自分の言葉で話してくれたSexy Zoneの5人。その素直な言葉たちがとっても印象的で、1週間以上過ぎた今でもずるずるに引きずっている私です。


24時間テレビはゴールじゃなくてスタート。たとえば健人くんはそう語っていたけど、それこそ初心を思い返すと言うか…何年か経ったとき、またもう一度24時間テレビに関われるとき、そして頂点の景色が見えてきたとき、そんなときに思い出したいなって。勝手で憶測だらけの感想ではありますが、思うことを残しておこうと思います。

 
◆風磨くんの平成最後の夏

平成最後のこの夏、僕たちSexy Zoneも、人生を変えてくれた人、その出会いがありました。

僕の人生を変えてくれた出会いは、ウォーターショーでのマイクとロビンとの出会いでした。僕は、できないことには目を背けて生きていくような人生を送っていました。ですが、マークとロビンはどんな困難にも二人で一生懸命に立ち向かっていきました。その姿に僕は心を打たれて、“できないことに挑戦するということこそ成長に繋がるんだ”と改めて気付かせていただきました。ウォーターショーが全部終わった後に、マークが僕に「僕はもう負けないよ。だから菊池さんも Sexy Zone として頑張っていくんだよ」って言ってくれて。なんか…「僕なんかでも一生懸命やったら、そうやって見ててくれる人がいるのかな」と思って。これからはあの2人に、それからみんなに恥じないように、必ずこの5人で頂上の景色を見て…頂上の景色だけじゃなくて、頂上に行くまでの景色をこの5人で見ていけたらなと、強く思いました。ありがとうございます。

今まで、風磨くんは自分のこと器用貧乏だって、思っているのかな?って節々で感じていました。

頼りになってリーダーシップがあって、面白くて、コメントもしっかりできて、勉強もちゃんとしてきて、構成力もあって、センスがあってカリスマ性が強くて、家族も大切にしていて、風磨くんのやることは嘘がなくて破綻しない。もともと得意の歌だってメキメキと表現力が上がっていて。あの負けず嫌いの風磨くんが努力していないわけないだろう、っていつも思うんだけど。

でも、何をやっても合格点。ある程度のことは平均よりできてしまう。これって、意外とキツイところもあるんじゃないかなぁ、と。

とある雑誌で理想が高いって言ってたけど、心の奥底から「一生懸命、自分は頑張った!!」って思えるハードルがすこぶる高いのではないでしょうか。

そこで何かと比較対象になるのがシンメの健人くん。彼は誰もが認める努力の人だと思います。さらに「一生懸命、自分は頑張った!!」って噛み締めながら一歩一歩進んでいくタイプだと思うんです。健人くんからしたら、ひょうひょうとこなせる風磨くんが羨ましくて、あと一歩同じ熱量でグイグイくるのが欲しかったんじゃないかと思うけど、風磨くんだって一生懸命に一歩一歩進める健人くんが羨ましくって、たとえ同じ結果を出しても堂々と認められていく健人くんが受け入れられなかったのかな、なんて。どちらの努力の方法も、自分に厳しくないとできないと思うんだけども。どちらが悪いとかではなく、お互いがお互いのそういうところ、消化できなかったらそりゃぶつかるよね、と今となっては思うのですが。(ふまけんは、いつも避けては、通れない)

できないことに目を背けてきた、って言うのも、何をやってもある程度はひとりで合格点を取れる賢い風磨くんが思うできないことなんだから、何かしら天秤にかけた結果なんだろうな、とも思うんです。もちろん、失敗したくないってプライドもあったかもしれないけど。でも、天秤にかけて、リスクがあるなら無理してやらない方がいいって考えるのも、自分を大切に思ってくれる人たちへの、ひとつの心配させないやさしさでもあるのではないかと思うんです。

でもきっと、“できないことに挑戦する”と決めた風磨くんは、これから誰かと協力したり誰かに迷惑かけないと成し遂げられないこともあると思う。

以前、ジャニーズWESTの小瀧くんと対談していたときに話していた「がむしゃらなSexy Zoneが好き」って言葉が印象的でした。でもそれは今に限ったことではなく、自称反抗期のときだって、何だかんだそんなメンバーのことは無下にできていなかったように思うし、何だかんだずっとメンバーが大好きだったんだろうなって。

そして24時間テレビで出会ったマークくんとロビンくんの背中を押してくれた真っ直ぐな言葉が、純粋な気持ちのまま心に響いた風磨くん。

もしかしたら、僕なんかより皆が良い子すぎるんだ、っていつも思っているかもしれないけれど、風磨くんのそういう人間らしい情に厚いところ、皆も大好きだと思うよ。

そして、風磨くんは改めてたくさんの人に伝えられる頂上の場所から、Sexy Zoneの“一生懸命”な姿を届けたいってハッキリと言ってくれました。きっとそんな風磨くんを見て変われる人はたくさんいると思う。たまには寄り道もするかもしれないけど、寄り道も含めていろんな景色を5人で見ながら頂上の景色、いつか見せてね!!

あと、最後の最後にANZEN漫才さんの友情に涙する風磨くんがとっっっっても風磨くんだった〜〜。友情っていいね、親友って最高だね。

 

◆勝利くんの平成最後の夏

僕の人生を変えてくれた出会いは、オーケストラのメンバーです。なぜなら、今まで僕は…一人で悩んできたことが多いと言うか…。ただ気付いたことは、誰かに相談することはかっこ悪いと思っていたんですけど、そうじゃなくて、みんなと協力することが大事なんじゃないかなと。ひとりで考えた世界は、ひとつの世界でしかないけれど、みんなで考えてみんなで作る世界は、どれだけ大きな世界にもなると思うので。僕は、まず4人がいるし、周りのみんなで力を合わせて、これから頑張っていきたいと思います。そして、生んでくれたパパとママ、本当にありがとう。どうもありがとうございました。

まず本番前に「良かったね、5人で活動出来てるよ」なんて言われてしまったので、勝利くんが画面に映るたびに「良かったねぇええ、5人で良かったねぇ」ってスイッチが入っていましたね、そういえば…。

そして、
みんなそれぞれ抱えていることはあるけど、それもみんなで分け合って励ましあいながら挑んだオーケストラ。

そのひとりひとりの音を重ねていった壮大なハーモニーで人生が変わったと話してくれた最後のこの挨拶。

勝利くんって、ずっとずっと、ずっと、Sexy Zoneのこと、一番に信じてきたと思うんです。何を信じてきたかって言われると計り知れないところがあるんですけど、ずっとずっと、勝利くんはSexy Zoneのひとつになった時のすごさを信じてきたのではないでしょうか。

だって、ひとりで考えた世界はひとつの世界だけど、4人と一緒に考える世界はどれだけ大きな世界にもなると思うわけですから。

ずっと真ん中でSexy Zoneを見てきた勝利くんが言うんだもん。5人で奏でる音、これからますます研ぎ澄まされていくんだろうなって、確信しました。

そして、これからは1人で悩まずに皆で協力していきたいって話してくれたけど、(最近、個人的にしょりそうがきているのですが、親友でもある聡ちゃんに限らず)きっと、勝利くんに頼られて嫌な気分になる人なんていないし、皆、勝利くんが自分を頼ってくれたこと嬉しいってなると思うの。 だって4人みんな勝利くん大好きだもん。

そして、究極を言うのですが…勝利くんって、何となく、本当に何となく、Sexy Zoneじゃなくなったらアイドル続けてくれるのかな? って思うときが時々あります。

決してネガティブなことが言いたいわけではなくて(難しい…)
勝利くんにとってアイドルである理由がSexy Zoneなんじゃないかなって感じるんですよね。もちろん、他の4人だってグループのこと一番に考えていることがひしひしと伝わるわけだけど、子どものころから憧れていたアイドルである自分が軸となってSexy Zoneを一番に考えているのが他の4人だとすると、そもそもSexy Zoneである佐藤勝利が軸になっているのが勝利くんなんじゃないかなって思うんです。

でも今、そこに溝が一切ないくらい、5人が同じ方向を向いて、Sexy Zoneのことを考えている。そういうことなんだろうなぁ。

だって、あの日、Sexy Zoneとしてアイドルをやっている自分の人生をこの上なく肯定する勝利くんがいたから。あの場でパパとママに「生んでくれてありがとう」って言えるんだもん。ご両親がいたから、今の自分がある。“周りのみんなで力を合わせて、これから頑張っていきたい”って決意をした後に、こんなにも「今まで」と「これから」を明るく照らす表現ありますか…?

良かったね、勝利くんの人生にSexy Zoneがいて。
勝利くん、そしてSexy Zoneの未来に幸あれ、それを願わずにはいられなかったです。



◆聡ちゃんの平成最後の夏

僕の人生を変えてくれた出会いは、ブラインドダンスのパートナー、池田雪子さんです。僕は事務所に入って、たった8ヶ月でデビューしました。他のメンバーよりもダンスだったり歌だったり、いろんな遅れをとってしまって。すごく焦った自分がいました。「どうやって自分を見せるかな」とか、迷った自分もいました。でも、そんな悩みやすい僕に、雪子さんはこう言ってくれました「どんな過去があろうとも、今の自分がいるんだよ。後悔しても、しなくても、今の自分を作り上げてくれたのは過去なんだ」と。「だから、笑顔で、笑って今を生きる」と。その言葉を胸に最後まで笑顔で、笑って…これからも生き続けたいと思います。ありがとうございました。

 24時間テレビ、全体を通して何が印象的だったかって、笑顔の聡ちゃんでした。

Sexy冠でも漫画に描いていたし、この挨拶でも触れていたけど…デビューが早くて、できないことが多くて、足を引っ張ってしまったこと、そして、焦ってすぐに悩んでしまうこと。実際にそれはずっと聡ちゃんの自信の部分として、傍から見守るだけの聡ちゃんズでもひしひしと感じられたことだと思うんです。

それを最上級の説得力で「そんな過去も全部ひっくるめてそれが今の自分なんだよ」って肯定してくれた雪子さん。その雪子さんの「笑顔で今を生きる」と言う言葉を純粋に受け止めて、ちゃんとその通り24時間テレビで笑顔を見せ続けた聡ちゃんの強さ、誰が否定できるんだろう。

同じように思っていた方もちろんいると思うんですけど、正直、24時間テレビで3人体制のときのこと触れるのかなって思っていました。もしも楽々デビューした苦労知らずの若手グループって世間の認識があるなら、それはそれでいい機会なのかな、とも思った自分が恥ずかしい………。そもそも、24時間テレビの趣旨ではないのに。

ただ、思い返せば聡マリは、私たちにその時のこと無駄な時間だったなんて一切感じさせないパフォーマンスをしてくれていたよなって。しかも、今回の雪子さんの言葉って、聡マリのメッセージがたくさん詰まった『So Whato? Yolo!』の最後
に通じる部分だらけ。

素直に受け取って実行しただけじゃなくて、そのメッセージが何よりも響いたのは身をもって伝えられる聡ちゃんだったからなのでは? いろいろな経験をしてきて、グループのお仕事もひとりのお仕事も、いつも笑顔で楽しそうに何かを得ようと一生懸命に頑張ってきた聡ちゃんが、強くないわけがないじゃないですか。

でも、今までその強さって聡ちゃん本人よりもメンバーから間接的に感じることが多かったんですよね。
もしかしたら聡ちゃん自身は、メンバーにはたくさん迷惑かけてて、たくさん頼ってて、返しても返しきれないって思っているかもしれないけど、
「You’re the  only one」で聡ちゃんのこと「雑草のように耐える逆境」と表現した風磨くんしかり、ずっとずっとそのままでいてねって言い続けているマリちゃんしかり、聡ちゃんの強さあってこそ「ありがとう、救ってくれて」って言える勝利くんしかり、誰よりも聡ちゃんの才能を信じていていつも一番に応援の声を出している健人くんしかり、みんな本当に聡ちゃんのそのまま全部ひっくるめて大好きなんだろうなぁ…!

…とは言え、人に「強いね」って言われ続けるの案外キツイときもあると思うんです。一通り聡ちゃんは強い!って言った後で何ですが…笑 言われたところで誰もが「そんなことない」って思うだろうし、そう思われていることって実はすごく重い。だって「あなたは強いから大丈夫」って言葉、いくらでも呪いになりますもん。

だから、言い方を変えて…「ぎゅっと」の歌詞じゃないけど、どんなときも笑顔でいて、涙を見せない聡ちゃんのやさしさがあふれている24時間だったなぁって、思います。聡ちゃんはやさしい。

聡ちゃん、そんなやさしい聡ちゃんは紛れもなく本物のアイドルだよ。

これからも聡ちゃんらしく、アイドル松島聡としてたくさんの笑顔を届けてね。きっと、聡ちゃんのやさしい笑顔で幸せになれる人は世界中にたくさんいるから。アイドルの専売特許(?)である笑顔が聡ちゃんの強みなんだから、聡ちゃんは無敵のアイドルだよ!!!

 

◆マリウスくんの平成最後の夏

僕の人生を変えてくれた出会いは、同じく、ブラインドダンスのパートナー、西梨沙さんです。僕はメンバーの中で一番年下で、本当に今まで4人に頼りっぱなしでした。しかし、里沙さんと出会い、初めて人をリードすることになって、自分自身を少しでも変えたら周りの人生が変わることに気付きました。これからは、自分自身を、自分から発信して、周りの人生を変えていきたいと思います。みなさんもぜひ、自分自身を少しでも変えて、周りの人生を変えてみてください。

小学6年生で見ていたドラマ『3年B組金八先生』で出会った言葉が印象的でいまだに覚えているのが、「周りを変えたかったら、自分が変わらなければならない」でした。

まさに反抗期真っ只中だったので「ケッ!」と思った記憶もありますが、それが真意だとわかっていたからこそいつまでも覚えていたんだと思います。それでもなかなか実行なんてできなくて。「どうせわかってくれない」なんて文句ばっかり言っていないで、素直になればもっといろんな人と良い時間が過ごせたんだろうなぁ、なんて今となっては思います。これこそ反抗期ってやつですよね、恥ずかしい限りですが。

そんなことを思い出したマリちゃんの言葉。
それを発信できる18歳のアイドル、すごくないですか。だって金八先生の言葉ですよ…?

話は変わりますが、イノセントデイズのMVをわりとまだ引きずっていて。そのハーフフェイクストーリーのMVでも「一番年下。そのコンプレックス」と設定がありました。実際に一番年下でいろんなグループとしての活動が僕街diaryなのかなって感じること、無いことは無かったのでは…?

でもね、ハワイのドキュメントで最年長の健人くんが「その年齢でこんな経験ができて羨ましい」みたいに言っていたのが全てだと思っています。最初に見た時は素直に「確かに~!」って思ったのだけど…一番若いマリちゃんが、グループとして年上のメンバーたちと同じタイミングでちょっと背伸びしながら経験できること、これからどんどん強みになっていくと思うんです。

しかも、想像以上の吸収力を見せるマリちゃんなんだから、いつか得られるものがお兄ちゃんズ以上になること、これからどんどん増えていくんだろうなぁ。それこそ、マリちゃんがグループの中でリードしていく立場になったときに本領発揮されるのでは?

だって、Sexy冠から始まって自分たちが変わる姿を一生懸命に見せて周りを変えてくれて、多感な同世代の10代を照らすような「みなさんもぜひ、自分自身を少しでも変えて、周りの人生を変えてみてください」って言葉を届けてくれたんだもの。

そして、経験のひとつひとつをちゃんと実らせてくれるってお兄ちゃんズはわかっていたから、マリちゃんのことあんなに大切にして来たんだと思うんです。

こんなに信頼されている最年少がいるグループ、楽しみしかないじゃないですか…。

あと、このお兄ちゃんズのマリちゃん大好きマインド、セクラバたちにとっても共通認識だと思うんですよね。それぞれ自担がいて自分の担当が一番だとしても、同時にマリちゃんのことも大好きじゃないですか?? 少なくとも私の周りではマリちゃんを悪く言う人、聞いたことないです。

それは何より、その気持ちをマリちゃんはしっかりと受け取ってくれていて、自信に変えてくれている感じがあるからこそ。マリちゃんのそういうところ、うんと年下だけど指標になる人だなぁって思います。

だって、マリちゃんのブラインドダンス、本当に素敵だった。どこのペアもみんなみんな素敵だったから、比べたいわけじゃないんだけど…。お姫様の梨沙さんをリードする王子様のマリちゃんが、びっくりするくらいとっっっても頼もしかったから。18歳で年上のお姉さん相手に対等にこれができるって、マリちゃんの根幹のブレない強さを感じずにはいられませんでした。

これからも最年少の強みを存分に生かして、Sexy Zoneの世界を広げてね。

◆健人くんの平成最後の夏

僕の人生を変えた出会いは、石ノ森章太郎先生です。僕はこれまでアイドルとして、完璧を目指しすぎて、弱い部分をなかなか周りに見せることができませんでした。でも章太郎先生は、辛いときトキワ荘の仲間に、素直になって気持ちをぶつけて大きな壁を乗り越えてきました。僕は、この仲間と24時間テレビを過ごして、素直になれた気がします。Sexy Zoneのみんなに、本当に感謝していますし、改めて本当にSexy Zoneを愛してるっていうふうに思いました。そして、支えてくださっている皆さん、これからも愛しています。ありがとう。

同じ屋根の下で同じ夢を見て、助け合いながらそれぞれ自分の個性で頑張るトキワ荘の仲間たちと過ごしたもう一つの夏が、健人くんにとってかけがえのない経験になったこと、スペシャルドラマを見ていたらぜーんぶ納得できました。

健人くんの言う“すごいシーン”とか、ずっと悩んでいたこととか、そういうのは推し量ることはできないし、得意の“いつかわかること”として楽しみにしておくことにします。

ただ、夢を与えるお仕事として石ノ森先生と通じている健人くんに、台詞の一つ一つが浸透しているのが伝わったと言いますか…。

例えば、バカリズムさん演じた手塚治虫先生のこの言葉。

愛されるとは、自分の進むべき道を知るということ。
人は誰かを好きになるとき、その人の良い部分を見て好きになります。好きになられた側からすれば、自分はそんなにいい面ばかりの人間じゃないと思うことでしょう。そのギャップに苦しむ人もいるでしょう。しかし、愛されている自分は、少し先を歩いている未来の自分と思えばいいんです。自分も知らなかった良い自分にいつかなれるよう、一歩一歩、日々を暮らしていけばいいんだと思います。


そして、お姉さんのこの言葉も。

正しい心を無くしたら、もう一度手に入れればいいじゃない? 愛の力で、もう一度つかみ直せたら、それこそが本当の正しい心で…それを持っているのが本当のヒーローだと思う。


「愛は地球を救う」というテーマにもリンクする台詞なのはもちろん、まるでアイドルである健人くんへのメッセージのように感じた方も多いのでは…?

また、石ノ森先生の作品への思いを教えてくれた息子ちゃんのこの言葉、

弱くても、かっこ悪くても、頑張って戦ってる人はみんなヒーローなんだよ

Sexy冠で見せてくれた健人くんの姿勢は、本当にヒーローだったなぁって思いだしました。

そして、健人くん自身がアイドルにも通じるって話していたけど、特に印象的だったのがお姉さんの「愛される人とは、愛を返している人」という言葉。健人くんが周りの人たちに愛される理由が全てこの一言に詰まっていたような気がします。

ファンの立場からしても本当にその通りで、私たちのラブコールに健人くんは溢れるほどたくさんたくさんの愛で返してくれるから、いつも相思相愛でいられる。こんなに幸せなことってあるんだな、って健人くんを見ていて思うし、アイドルとしてこんなに完璧な人はいないって心底思っています。そして「愛するだけじゃだめよ、愛されなきゃダメ」はいちファンとしてちょっとドキッとする言葉でもありました。

石ノ森章太郎先生に出会って、素敵な方向に人生が変わったら私たちがいたっていう、KTTの言葉も嬉しかったなぁ。

そんな健人くんが「アイドルとして完璧を目指しすぎていた」と。

実際の健人くん自身は自覚があるのかないのか、ヒロイン気質で自分の気付かないところで知らぬ間に手を差し伸べられているタイプと言うか。それに、健人くんが思っている以上にわかりやすいところがあるのではないだろうか…?(マリちゃんの的確な性格分析もそうですし、しょりそうの「ずっと顔に出てた」夢の国エピソードとか、風磨くんは言わずもがな)

だから、ずっと近くにいる4人にとってはとっくに健人くんの気持ち、お見通しなんじゃないかなって思うんですよね…笑 でも、完璧を目指している健人くんにはそれを言わないやさしさが存分に発揮されていた気がするんです。

でも「弱い部分をなかなか周りに見せることができなかった」のももちろん事実だと思うんです。章太郎のお姉さんの台詞じゃないですけど「あんなにファンを楽しませられる想像力があるのに、メンバーがどれだけ健人くんのことを大切に思って待っているか想像できないの?」なんて時も、たまーにあったりなかったり…しませんか…?

そんな健人くんが、24時間テレビでは人知れず気付いてくれるメンバーだけではなくて、カメラの前で、泣いて、笑って、感情のままに届けてくれました。

感謝の言葉もあったけど、健人くんの傍には、どんな素直な思いも受け入れてくれる頼もしくて愛しい4人がいるって気付いたのかな。

そして、この24時間テレビで素直になれた健人くんは、弱い部分や辛い気持ちをぶつけて、Sexy Zoneで一緒に大きな壁を乗り越えたいという、確かな意思表示をしてくれました。

健人くんは「5人でいるのがこんなに楽しいなんて」と話していたけど…きっとこの夏、石ノ森先生にとっての青春のトキワ荘は、健人くんにとってのSexy Zoneになったんだね。

これからも愛してるよケンティー!!

 

 



私が一番最初に24時間テレビを意識したのは大好きなSPEEDがメインパーソナリティーを務めた年でした。

当時小学3年生で、どんなことを考えながら観ていたのかは全然覚えていないけれど、子どもながらに思うところはあったのではないかと思います。

例えば、憧れのSPEEDを前に子どもたちが笑顔になる様子を見て、漠然とステージに立つ人たちの存在意義を感じ取っていたのかも、と今となっては思います。それは、放送から何年かしてSPEEDのライブに足を運ぶと、きっとあれがきっかけなんだろうなというファンの方々がいつもいて、24時間テレビのことを思い出したりしていたから。(実際にそれから何年も交流が続いている話も)

放送が終わった後も、アイドルがテレビで映っている以上に繋がりを大切にしている感じに、なんかいいなって思っていました。

だからこそ、SPEEDの4人に何かあるたびに24時間テレビで出会った子たちはどう思うのだろう、とも、ふと考えたり。

かと言って、それで私自身が何か行動したかと言えば自信はありません。

後々、大人になってからこの番組の在り方についてさまざまな議論がされていることを知りますが、中立的だった私も偽善者って言われればその通りなんだと思います。

でも、少なからず、事あるごとに思い出すだけでも、ミリオンセラーのガールズグループの影響力が私にも届いていたんだなって思うんです。


勝利くんが本番終了後の囲み取材で「僕らがもっともっと大きくなって色んな人に影響を与えられるような存在になって、24時間テレビの趣旨である愛が地球を救うということを広めていきたいと思いました」と話していました。

また、風磨くんが24時間テレビの出演が決まるずっと前に「小さいころ自分に夢をいっぱいくれた、テレビっていうメディアが大好き」とも教えてくれました。

私もテレビっ子だったし、何よりずっと、好きな人たちがテレビに出ることがいつも嬉しかったです。

でもここ数年は、大学生〜社会人になって一人暮らしをする友人が増えて、家にテレビがないって話していたり、自分で取捨選択もしないで何でもかんでも“マスゴミ”って批判して偉そうにする人を見かけるととても寂しかったりしました。

だから、自分の好きなグループの人がそう言ってくれたのはこの上ない喜びでした。何と言っても、Sexy Zoneは今どき真っ直ぐすぎてびっくりするくらい、“売れたい”の先に広く届けることにこだわってくれているから。

以前に、Sexy冠を見てこんなブログを書いていたのですが、

a30gashi.hatenablog.com

根底として、5人で作詞をした「STAGE」や「O.N.E ~Our New Era~」がしっかりとあるんですよね。

まさに歌詞の通りに現在進行形の5人がいました。


5周年のSTAGEで前を向いて、さらに1歩踏み出して色を足したXYZ=repainting。そして4月の第1弾Sexy冠から始まり、Sexy Zoneがテレビを通して届けた平成最後の夏。それは24時間テレビの今回のテーマ「人生を変えてくれた人」を自分たちの経験を通して一生懸命に体現してくれて、24時間テレビの永遠のテーマ「愛は地球を救う」を自分たちの培ってきたマインドを通して表現してくれた夏でした。

荒削りな部分もあっただろうし、まだまだ足りないなって感じることもありました。きっとテレビに映っている以外にも反省することだってあったのではないかと思います。

でもきっと、5人はいつまでも、このたくさんの出会いがあった平成最後の“人生を変えてくれた夏”を思い出すんだろうなぁ。

いつか、もっともっと高いところにいって、もっともっと届けられるようになったとき、Sexy Zoneの思いが遠いどこかの誰かにも響くやさしい世界であってほしい。

そんな未来への願いを込めて、最後に羽鳥さんの素敵な言葉をお借りします。

Sexy Zone、君たちの夏は素晴らしい」