アイドル本人は「売れたい」って言うけれど。
好きなアイドルにはきらびやかに活動してほしいし、つまり売れてほしいし、夢を語れば“頂上”や“てっぺん”とやらを目指してほしい。
いちファンとしては日々そう思っている訳です。
では、肝心のアイドル本人たちから「売れたい」「まだまだ売れたい」という言葉を聞いたら………私たちは何をすればいい??
という話がしたくなって久しぶりにブログを書くことにしました。(唐突)
ファンが実感する「売れる」って?
私たちファンが分かりやすく「売れた」と実感できることって、
- CDやDVDの売上枚数
- ファンクラブの会員数
- ライブの当落と動員数
- 映画の動員数
- テレビの出演数、視聴率
- ラジオの出演数、聴取率
- 雑誌の掲載数、売上冊数
- 動画配信の視聴数
- SNSのフォロワー数、反響
- ランキング企画
- 広告の起用数
などなど、数字として表れることが多い気がします。
なので、ファンはアイドルが「売れる」ように、CDを買って、ライブに行って、映画を観て、テレビを見て、雑誌を買って、動画を回して、SNSで反応して、広告の商品を買って………「応援する」ことになる。
それが最近のアイドルのいわゆる“推し活”というものなのかな、と思ったりします。
アイドルが言う「売れたい」って?
でも、個人的にはアイドル(というか私の場合は推しであるSexy Zone)が言う「売れたい」って、
という意外と抽象的な話じゃないだろうか、と思うんですよね。
これはもう来た波を逃さずキャッチできるように、アイドル自身が実力をつけて賢く活動してタイミングを計るしかないやつです、、、
その結果がつまり、
作品や広告などを通して莫大なお金が動く=売れた(国民的アイドル!)
と言えるのではないでしょうか。
つまり、ファンから見ることができる「売れた」と思える数字って結果論であって、実は数字は“後からついてくるもの”なのかななんて考えていたりします。
……これってファンの外側の人気取りばっかり見てて寂しいですかね。
でもライブ行けばファンはアイドルをひとり占め(?)できるし、なんだかんだ外側から内側に入ってくる人の数で結果的な数字につながるわけだから、ファンの存在が重要であるのは変わりないですよね。
そうやって、国民的アイドルとして広く外側に向けた活動と、ファン向けの活動をきっちりと分けて充実させられるのは、ジャニーズのすごいところだと思う。
じゃあ、その為にファンは何ができるの?
つまり、アイドルが言う「売れたい」って母数を増やしていく話であって、今いるファンの客単価を上げる話になるのは危うい気がするんです。
だからファンができることといえば「焦らない」「楽しい作品を作ってくれよと念を送る」くらいだと個人的には思うんです。
ファンが焦って内側だけでお金と時間を使って数字だけ固めて、知名度そこそこ、曲もあまり知られていない、ファンしか盛り上がってないとなったら、記録に対してあまりにも中身が伴ってないですよね。それではアイドル本人が言う「売れた」という実感にはならないのではないかな、なんて思っちゃうんです。
そもそもですが、数字のためではなく観て聴いて心が動いた分のお金がアイドルという全てひっくるめた作品に支払われるべきではないのかなって。
それが作品への正当な評価であって、アイドル本人にもアイドルに関わる全ての“プロの人たち”に失礼がないと思うんです。
逆に思うように売れないんだとしたらファンがうんうん悩むのではなくて、アイドルサイドが死ぬ気で頭を使って、世の中の心を動かしてみせたまえ!!!!という話ですよ。(強気)
だからファンは「多くの人の心を動かす活動や作品」を世に出してくれることを楽しみにして、アイドルを信頼するしかない。いわゆる受け手でしかないんですよね。ファンがアイドルの活動を見て焦っても仕方ないよ…!
アイドルもファンも“勝手に楽しんでる”だけ
その上で、お金を払うことも、時間を使うことも、いちファンの私は「心が動いたから勝手に楽しんでいる」くらいの気持ちでいたいなって。
だって例えばアイドルだって根本は歌やダンス、音楽、演技などの表現が好きで勝手にやっている訳ですし、ライブとかでファンの楽しそうな姿を見たり反響が届いたりして「心が動いたから勝手にファンの人生を応援している」わけですよね。(言い方が乱暴。笑)
アイドルが”ファンはお金払ってくれる人だから応援している”と思っていたらなんか嫌だし、国民的になりたいって夢を語るアイドルがファンに「応援してほしい」って頼んでくるのも嫌だ。笑
”国民的”を目指すのであれば人生を豊かにするコンテンツを発信するアイドルと、それを受け取るファンは“お互い勝手に楽しんでいる”対等な関係であるのが健全なのかも。
それならどんなに外側に向けた動きを重視しても、寂しいとか物足りないとか“支えている対価”みたいなものを求めたくなることはないだろうし、内側のファンに向けた活動をしてくれた時にはまた勝手に楽しめる。
アイドル本人は「売れたい」って言うけれど。
そうやって、アイドルもファンもお互いに自分の人生で好きなことをやっていった結果として、「売れている世界」や「頂上」「てっぺん」に立つことができて、それを見届ける瞬間が来たら素敵ではないかな、と思った次第です。
あとがきみたいなもの
とまあ強気なことを言ってきましたが……!
ブログのきっかけは、お察しの通り(?)風磨くんがテレビで「売れたなあ」と言ったことについて、ブログで(番組の編集に「そんな茶番に付き合ってる時間はない笑」としっかり配慮しつつ)本当はもっと会話のラリーがあった上での発言であって、「まだまだ」「もっと売れなきゃいけない」と説明してくれたからなんですけどね。
それだけじゃなくて、ドーム公演の時に勝利くんが「国立でやる」「国民的なグループになる」と宣言したり、ケンティーが「中身が伴ってきたからこその最高のタイミングでのドーム公演(ニュアンス)」といった話をしていたり、聡ちゃんも「これからは皆さんのことを全力で応援します」と言ってくれたりして、もうファンが支えるなんて烏滸がましいよなぁ……なんて思うんです。
そりゃここでファンが踏ん張らなきゃグループとしての立ち位置が怪しいぞ!?みたいな場面はたしかに今まであったとは思うんですけども。それがあって今があるので、そこを否定するつもりは全くないです…!!!
だからこそ…Sexy Zoneがドーム公演やマリウス君の卒業を経て、「第二章」と銘打って再び腹をくくった姿が逞しすぎて!!!もう勝手に堂々と国民的アイドルになってくれよな…!!!(?)
ということで、ここ最近のファンの「売れてほしい」とセクシー本人たちの「売れたい」のギャップについてじわじわと思っていたことをぶちまけました。
理想論でお花畑かもしれないですが、個人の感想なのでどうかお手柔らかに……(急に弱気)