あらさがし

ブログは続かないタイプです。溢れすぎたときに書きます。

Sexy Zone『PAGES』の“エモ”はきっと数年後に開けるタイムカプセルになる

間に合わなかった~!1日遅れですが…
Sexy Zone結成8周年、9年目突入おめでとうございます!!!!

最後の公演だった横浜アリーナからいつの間にか時が経ち、オーラスの和歌山公演からも気づけば4ヶ月過ぎました。そして8月にはBlu-ray&DVDが発売!!!さらに10月には新曲も…!


【Sexy Zone】「Honey Honey」30秒SPOT映像

 

個人的にはTLを眺めたりレギュラー番組を観たりして追いつつも、オーラスの時期に生活が変わるタイミングだったりしてセクシー関連はやや静かに過ごしていた4ヶ月。そんな中でも途中で待ちに待ったSexy冠や風磨くんのハムレット、勝利くんのブラック校則の始動なんかもあり、着実に進んでいる姿を見せてくれて楽しく過ごしていました。

とは言いつつ正直、本業だと思っていた(?)オタクが二の次になる時もあったりして、なんだかいろいろと自分自身のことを考える時期でもありました。でもきっと今年のツアーを体感した今、そのコンセプトを思うと充実していたということでもあるんだろうなって。決してSexy Zoneの事を考えなかったわけではなく、ライブで4人から伝わってきたことをベースに日々生活できていたので、それってとっても幸せだな、と。

 
Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』

【メーカー特典あり】Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES(通常盤Blu-ray)(オリジナルクリアファイル(A4サイズ)付き)


SexyZone LIVE TOUR 2019 PAGES SPOT映像

 

ただひたすらに楽しくて楽しくて、たとえ4人が多くを語らなくとも寂しさも包み込んでくれるようなものでした。そして、人生の1ページ1ページを曲に例えたアルバムから出来上がったツアーは、まさにどんな気持ちや状況にも寄り添ってくれるようなやさしいツアー。

人生を考えるなんて大げさな話かもしれないけど、ツアーが終わった後もSexy Zoneの曲を聴けば少しでも自分自身と向き合う瞬間が生まれるようになった気がします。コンサートやライブで楽しさの余韻に浸ることはもちろん今までもありましたが、終わった後に意識改革をしてくれると言いますか、人生の底上げをしてくれるのはやっぱりSexy Zoneの魅力の1つだなって。

そんなPAGESは、楽しいツアーにしようって思って全力で楽しませてくれたSexy Zone にとっても、その気持ちを受け取ったファンにとっても、きっと何年か経ってページをめくったときにこそ感情が昇華されるような気がして。

かなり時間が経ってしまったけど、PAGESツアーはタイムカプセルのように後になって思い出したときにもっともっと重みが増してくんだろうな、なんて…ぼんやり考えていたことをパンフレットで4人がそれぞれ語っていたことを踏まえてブログに残しておこうと思います。

 

 

◆勝利くん

「今回のライブは、アイドル全開で臨みたい」「ザ・アイドル!」「何年後かにこのライブを思い出したときに『ほんとに楽しかった!』って言わせたい」「メンバーそれぞれが道を極めた時にきっと、僕らはもっと大きなステージに立てるんだろうなって思います」

初日、公演前にパンフレットを読んで何でこんなに信頼できるんだろう…!?と泣きそうになったのが懐かしいです。

「アイドル」っていろんな解釈があると思うけど、Sexy Zoneはアイドルである自分たちを肯定して誇りをもって高めていく姿を見せてくれます。その結果、(もちろん、アイドルはファンを楽しませてくれるのが前提だと思うし、そこに対価を払いたいって思うから成り立っているのですが)自己満足にはならずファンを楽しませてくれるし、ファン自身の自分を高めていくきっかけをくれているな、と。それだけアイドルという存在を大切にしているのが何よりも嬉しいし、応援している意味を理解してくれているような気持ちでした。

そして、「何年後かにこのライブを思い出したときに『ほんとに楽しかった!』って言わせたい」「メンバーそれぞれが道を極めた時にきっと、僕らはもっと大きなステージに立てるんだろうなって思います」という言葉には、きっとお互いにいろんな思いを持ってライブを迎えることは百も承知で、数年後には明るい気持ちで振り返れることを願い信じる勝利くんが浮かびました。そのためにもあれだけ楽しいライブに全力で取り組んでくれて、その後の決意を言葉にしてくれたんだなって思うと、勝利くんのやさしさがひしひしと感じられました。

メイキングでオーラス和歌山の終演後にギターで弾き語っていたあのフレーズ、照れて笑って終わっちゃったけど、あそこに全てが詰まっているような気がします。

 

◆健人くん

Sexy Zoneって、その時々の自分たちの気分や感情を楽しんでもらうグループ」「めくればめくるほど違う感情のページが出てくるエモーショナルな作品」「グループにおけるモットーは“全体ファースト”」「グループの特性を見極めて、そこを伸ばす。それは何かって言うと、アイデアと工夫だと思っている」

純粋に、たしかにー!!って思いました。笑
Sexy Zoneがどんな気持ちで目の前のお仕事に一生懸命に取り組んでいるのか、その奥行きがあるからパフォーマンスがさらに楽しめるんだなってストンと落ちました。そんな自覚のあるSexy Zoneが感情のページをテーマにエモーショナルな作品を作る…こんなに自己分析が一致してるグループを応援できて幸せです…。

そして、昨年からグループへの想いを話してくれる機会が増えた健人くん。勝利くんもメンバーそれぞれが道を極めた先にグループの夢が叶うことを願っていますが、グループのエースとして駆け抜けてきて、独自の世界観も持つ健人くんも同様にひとりよがりにならずグループファーストであることを改めて語っているのが嬉しかったです。さらに、そんな一番に考えているグループの特性として挙げているのが「アイデア」と「工夫」。自分たちが頭を使えばいいんだ、頭を使えばできるんだと思っているの、なんて心強いんだろう。頭を使うってエネルギーも時間もとってもいることだと思うけど、そこで生まれたアイデアはズレていないし、最大限を引き出す工夫ができる頭の良さもあるって自信を持っているのは今年のツアーが何よりも証明してくれたような気がします。

 

◆マリウスくん

「感情に正直になれたら自分のページも深く理解できる」「ここでそういうページを作れたら、日常生活に戻っても『逃げるんじゃなくて直面して頑張ろう』って思えるかもしれない」「Sexy Zoneも今、そういうステージにいると思う」

なんでこんなにこのグループの最年少は強いのでしょうか……!多くを語らない4人だったけど、ファンが寂しいって思う以上にSexy Zoneが一番5人でステージに立ちたい気持ちがあるんだろうなって溢れ出ている場面があった気がしたし、そんな人間らしい一面を否定する気持ちは全くなく「そうだよね!そうだよね…!!」だったんですけど、、、、そんな中でも、パンフレットで語っていた通りにマリちゃんの気持ちの強さがひしひしと感じられたツアーだったなぁと。

変に張りつめているわけでも空回りするわけでもなく、自分の立ち位置や気持ちを整理して徹しているだけだよ?っていうサラッと地に足のついた感じがすごかった。パフォーマンスにもムラがないし、MCもガツガツと面白いし、メイキングでも楽しませてくれたし…。つまりマリちゃんは誰よりもやるべきことをやった未来の明るさが見えているような気がしました。

自分の感情と向き合える場を作る。それがツアー後の生活にもいい影響を与えてくれる。それはSexy Zoneも一緒。マリちゃんってとっても高いところに意識があってアイドルとしてスペシャルな存在感を放っているし、実現していくことが人並みできることばかりじゃないけど、壁の無さというか誰とでも同じ視点で物事を考えられる自然な姿勢が頼もしくて。最年少のオイシイところは残してほしいけど笑、いよいよ年上のメンバーたちとも対等になってきて、これからののびしろが末恐ろしいなと改めて思いました。

 

◆風磨くん

「目指したのは“エモいアルバム”と“エモいライブ”」「楽しませるのは大前提で、寂しさを感じさせないくらいのパフォーマンスができたらいいな」「みんなの一体感が俺らの寂しさも埋めてくれると思う」

まさに冒頭で話した通り…!エモいって若者言葉?と言うか、最近ではちょっと擦られすぎてて逆にバチっとハマるときしか使うのが難しい言葉になっているような気がしていたのですが…こんなにバチっとハマることあるんだ?と言うのがアルバムからライブまでの感想でした。笑

もちろん、風磨くんがエモいっていうんだから間違いないだろうとは思っていましたが、風磨くんの得意分野であるエモと、他のメンバーのそれぞれの想いが最大限にプラス効果となったんだから、このエモを茶化すなんて絶対にできないです。マリちゃんが言うように、だって本当にエモーショナルな部分にグッと入ってきて自分と向き合うきっかけになるような作品だったから。

そして、横アリのラストで風磨くんから「寂しさを感じないのも寂しい」なんて言葉も。今まさに頑張っている4人を前にそう思ったり言ったりしたらだめなんじゃないか?なんて気持ちが誰しもあったと思うんです。でもそれを自分たち発信でしっかりと拾い上げてくれました。そもそも、パンプレットでも自分たちが持つ寂しさについても言及していたのですが、誰もが迷うことを率先して言ったり、あえて言及してオープンにすることで気持ちを軽くしたりする向き合い方が、何とも風磨くんらしいなぁと、今思い出してもじんわりきます。たとえ矢面に立ってもほかのメンバーがやらない部分をフォローして、取り残されちゃうファンの手も取って連れていく風磨くんのやさしさを強く感じました。

そんな風磨くんが嫌われてもいいやと思って胸を張って「これでいきます」とプレゼンしたツアーは、多くの選択肢の中から「喜怒哀楽」を全部ドストレートに表現しながらも、楽しさを前面に出してハッピーな一体感を作ってくれました。同情をかわない、変に感傷的にならない、そこからは私たちにも、4人にも、きっとどこかで観ていたかもしれないし、いつか観てくれるかもしれない聡ちゃんにも、全方位にやさしいツアーだったんだろうなって私は思います。

 

 

たしかに完全体ではなかったかもしれないけれど、寂しさだって拭いきれなかったかもしれないけれど…。イノセントデイズそのものだけど、こんなに一つ一つに向き合って作ってくれて、語ってくれた言葉に何一つ嘘のない今年のツアーを数年後に振り返ったときに、単純に足りない思い出であったり、寂しい思い出であったりなんてことはないだろうな、って確信できました。

きっと今は自分が最大限に楽しめるように取捨選択しながら応援する時期なんだと思います。でも、未来を見据えて前に進んでいるSexy Zoneがいれば、いつかの未来ではコンセプト通りの様々な感情も全部ひっくるめて「懐かしいね」って思えるんだろうなって。

だからこそ、タイムカプセルをおっかなびっくり開けるのを楽しみに今を応援するのも醍醐味なんじゃないかなって、思えたPEGESでした。

それもこれもこれから次第。勝利くんが話すように各々がグループを考えて極めているんだろうなって伝わるからだと思います。表に出ているときはもちろんですが、姿が見えない時でも何かしらインプットをしているんだろうなって信じられる。そしてこの先にどんな状況や決断があってもSexy Zoneなら大丈夫って思えます。

いろいろあった8年目の7周年イヤーを経て、9年目の8周年イヤーで見せてくれるSexy Zoneらしい姿、楽しみにしています!!!!