あらさがし

ブログは続かないタイプです。溢れすぎたときに書きます。

アイドル本人は「売れたい」って言うけれど。

好きなアイドルにはきらびやかに活動してほしいし、つまり売れてほしいし、夢を語れば“頂上”や“てっぺん”とやらを目指してほしい。

いちファンとしては日々そう思っている訳です。

 

では、肝心のアイドル本人たちから「売れたい」「まだまだ売れたい」という言葉を聞いたら………私たちは何をすればいい??

という話がしたくなって久しぶりにブログを書くことにしました。(唐突)

 

ファンが実感する「売れる」って?

私たちファンが分かりやすく「売れた」と実感できることって、

  • CDやDVDの売上枚数
  • ファンクラブの会員数
  • ライブの当落と動員数
  • 映画の動員数
  • テレビの出演数、視聴率
  • ラジオの出演数、聴取率
  • 雑誌の掲載数、売上冊数
  • 動画配信の視聴数
  • SNSのフォロワー数、反響
  • ランキング企画
  • 広告の起用数

などなど、数字として表れることが多い気がします。

 

なので、ファンはアイドルが「売れる」ように、CDを買って、ライブに行って、映画を観て、テレビを見て、雑誌を買って、動画を回して、SNSで反応して、広告の商品を買って………「応援する」ことになる。

それが最近のアイドルのいわゆる“推し活”というものなのかな、と思ったりします。

 

アイドルが言う「売れたい」って?

でも、個人的にはアイドル(というか私の場合は推しであるSexy Zone)が言う「売れたい」って、

  • 誰もがキャラクターまで理解している上での知名度がある
  • 作品や言葉や立ち居振る舞いに影響力を持って世の中にポジティブなことを届けることができる

という意外と抽象的な話じゃないだろうか、と思うんですよね。

これはもう来た波を逃さずキャッチできるように、アイドル自身が実力をつけて賢く活動してタイミングを計るしかないやつです、、、

 

その結果がつまり、

作品や広告などを通して莫大なお金が動く=売れた(国民的アイドル!)

と言えるのではないでしょうか。

 

つまり、ファンから見ることができる「売れた」と思える数字って結果論であって、実は数字は“後からついてくるもの”なのかななんて考えていたりします。

 

……これってファンの外側の人気取りばっかり見てて寂しいですかね。

 

でもライブ行けばファンはアイドルをひとり占め(?)できるし、なんだかんだ外側から内側に入ってくる人の数で結果的な数字につながるわけだから、ファンの存在が重要であるのは変わりないですよね。

そうやって、国民的アイドルとして広く外側に向けた活動と、ファン向けの活動をきっちりと分けて充実させられるのは、ジャニーズのすごいところだと思う。

 

じゃあ、その為にファンは何ができるの?

つまり、アイドルが言う「売れたい」って母数を増やしていく話であって、今いるファンの客単価を上げる話になるのは危うい気がするんです

 

だからファンができることといえば「焦らない」「楽しい作品を作ってくれよと念を送る」くらいだと個人的には思うんです。

 

ファンが焦って内側だけでお金と時間を使って数字だけ固めて、知名度そこそこ、曲もあまり知られていない、ファンしか盛り上がってないとなったら、記録に対してあまりにも中身が伴ってないですよね。それではアイドル本人が言う「売れた」という実感にはならないのではないかな、なんて思っちゃうんです。

 

そもそもですが、数字のためではなく観て聴いて心が動いた分のお金がアイドルという全てひっくるめた作品に支払われるべきではないのかなって。

それが作品への正当な評価であって、アイドル本人にもアイドルに関わる全ての“プロの人たち”に失礼がないと思うんです。

逆に思うように売れないんだとしたらファンがうんうん悩むのではなくて、アイドルサイドが死ぬ気で頭を使って、世の中の心を動かしてみせたまえ!!!!という話ですよ。(強気)

 

だからファンは「多くの人の心を動かす活動や作品」を世に出してくれることを楽しみにして、アイドルを信頼するしかない。いわゆる受け手でしかないんですよね。ファンがアイドルの活動を見て焦っても仕方ないよ…!

 

アイドルもファンも“勝手に楽しんでる”だけ

その上で、お金を払うことも、時間を使うことも、いちファンの私は「心が動いたから勝手に楽しんでいる」くらいの気持ちでいたいなって。

だって例えばアイドルだって根本は歌やダンス、音楽、演技などの表現が好きで勝手にやっている訳ですし、ライブとかでファンの楽しそうな姿を見たり反響が届いたりして「心が動いたから勝手にファンの人生を応援している」わけですよね。(言い方が乱暴。笑)

アイドルが”ファンはお金払ってくれる人だから応援している”と思っていたらなんか嫌だし、国民的になりたいって夢を語るアイドルがファンに「応援してほしい」って頼んでくるのも嫌だ。笑

”国民的”を目指すのであれば人生を豊かにするコンテンツを発信するアイドルと、それを受け取るファンは“お互い勝手に楽しんでいる”対等な関係であるのが健全なのかも。

それならどんなに外側に向けた動きを重視しても、寂しいとか物足りないとか“支えている対価”みたいなものを求めたくなることはないだろうし、内側のファンに向けた活動をしてくれた時にはまた勝手に楽しめる。

 

アイドル本人は「売れたい」って言うけれど。

そうやって、アイドルもファンもお互いに自分の人生で好きなことをやっていった結果として、「売れている世界」や「頂上」「てっぺん」に立つことができて、それを見届ける瞬間が来たら素敵ではないかな、と思った次第です。

 

あとがきみたいなもの

とまあ強気なことを言ってきましたが……!

ブログのきっかけは、お察しの通り(?)風磨くんがテレビで「売れたなあ」と言ったことについて、ブログで(番組の編集に「そんな茶番に付き合ってる時間はない笑」としっかり配慮しつつ)本当はもっと会話のラリーがあった上での発言であって、「まだまだ」「もっと売れなきゃいけない」と説明してくれたからなんですけどね。

 

それだけじゃなくて、ドーム公演の時に勝利くんが「国立でやる」「国民的なグループになる」と宣言したり、ケンティーが「中身が伴ってきたからこその最高のタイミングでのドーム公演(ニュアンス)」といった話をしていたり、聡ちゃんも「これからは皆さんのことを全力で応援します」と言ってくれたりして、もうファンが支えるなんて烏滸がましいよなぁ……なんて思うんです。

そりゃここでファンが踏ん張らなきゃグループとしての立ち位置が怪しいぞ!?みたいな場面はたしかに今まであったとは思うんですけども。それがあって今があるので、そこを否定するつもりは全くないです…!!!

 

だからこそ…Sexy Zoneがドーム公演やマリウス君の卒業を経て、「第二章」と銘打って再び腹をくくった姿が逞しすぎて!!!もう勝手に堂々と国民的アイドルになってくれよな…!!!(?)

 

ということで、ここ最近のファンの「売れてほしい」とセクシー本人たちの「売れたい」のギャップについてじわじわと思っていたことをぶちまけました。

理想論でお花畑かもしれないですが、個人の感想なのでどうかお手柔らかに……(急に弱気)

 

a30gashi.hatenablog.com

 

Sexy Zoneがずっとずっと「5人」だった話

Sexy Zoneアリーナツアー『ザ・アリーナ』、そして初ドームツアー『ザ・ハイライト』お疲れさまでした!!

 

アリーナではアルバム『ザ・ハイライト』をベースに夏のツアーらしいアツくて爽やかでカッコイイSexy Zoneをみせてくれました。また、横浜アリーナでの初ドーム公演の発表は今までの5人の道のりを思うと、晴れやかな気持ちとともにうれし泣きが止まりませんでした。

そしてドームツアーはまさにハイライト。Sexy Zoneの11年だけでなく会場のひとりひとりの人生のハイライトを照らすエモーショナルな構成で、またひとつ人生を豊かにしてくれたような気がします。

 

そんな振り返るハイライトの中で思ったのは「Sexy Zoneってずっと5人だったんだな」ということでした。

4人だけど、ずっと5人だった。

4人だけど、5人でステージに立っていた。

 

そう感じたことをまとめておこうと思います。

 

………と、ここまで書いていたところで、マリちゃんの卒業が発表されまして!!!!

(物理的にも5人でドームに立っていたわけですね)

 

寂しさMAXではあるのですが、ここから書くことは卒業が発表がされようとされまいと、大きく変わらないことではあります。

 

風磨くんがデモの段階からマリちゃんに聴かせていた(そういうとこよ)というSexy Zoneの「Dream」の歌詞にのせていろいろと思ったことを主観と憶測だらけで残しておきます。(どうか、全ての語尾に「知らんけど」をつけて読んでください。知らんのかーい)

 

 

 

聡マリそれぞれのお休み

まず、前提として聡マリそれぞれのお休みにどんな意味があるものなのか、パズルをたとえてちょっと考えてみたいな、と思います、、、!

 

ドームツアーのパンフレットでは「自分自身と向き合う時間」と表現していた聡ちゃん。

 

聡ちゃんにとって、お休みは拾いそびれてしまったパズルのピースを集める時間

 

だったのではないかと、そう感じています。

 

ジャニーズに入ってすぐにデビューして駆け抜けていく日々。

3人時代も必要な経験だったと語っていた聡ちゃんだけど、それだけでは補いきれなかった大切な自分の気持ちや経験、そして覚悟(パズルのピース)をどこかに置いてきちゃって、どうしても心がついていかなくなっちゃうなんてことを想像するのはたやすいような気がします。

 

もしかしたら、状況を把握して受け入れて器用に努力できてるように見える勝利くんや、お母さんもプロで芸能というものが何なのかが感覚でわかっていそうなマリちゃんと比べたら、似たようなデビューだったはずなのに焦ってしまうなんてこともあったかもしれないなって。

 

そんな自分に足りないと思っているピースを(誰もが聡ちゃんはそのままでいいんだよって思っていたけど)、努力でなんとか埋めて完成形をイメージするというのはなかなかつらい状況だったと思うんです。

 

だからこそ一度アイドル活動とは距離を置いて、自分が足りないと思うピースを集めてみるのは聡ちゃんが言う通りとても大切な時間になったんだろうな。

 

その結果、「Sexy Zone以外の道を考えている自分が嫌だった」とドームの映像で話していたように、見えたのは“Sexy Zoneにいる自分”というパズルの完成形。

 

いま迷いを全く感じさせず最高のアイドルの姿を見せてくれている聡ちゃんが、そのお休みしていた約2年間を物語っている気がします。



そして、

 

マリちゃんにとってのお休みは、たくさん集めたピースを整理する期間

 

だったのではないかなと思っています。

 

探求心や視野の広さはSexy Zoneにとっても大切なピースになっていたマリちゃん。

11歳の頃から掲げていた「人を幸せにしたい」という実現のために、影響力のあるアイドルという夢を叶えるだけでなく、学業でも広い世界を知って自分が何ができるのかを常に考えているように見えました。

 

その結果、頑張りすぎたことによる休養へ。

 

マリちゃんにとって、「人を幸せにする」ためにはいろんなピースが必要で、どうしても時間が足りなくて、それでも完璧なパズルを作りたくて…なのにたくさん集めたピースではどれを完成させればいいのかがわからなくなっちゃって…。

 

実現したいことが明確だからこそ頑張って集めたピースに埋もれて「自分を見失って」しまったら、心がついていかなくなっちゃうなんてことを想像するのはたやすいような気がします。

(なんでそんなに頑張れたのか根性なしの私には計り知れないけれど、とにかく愛が深い人だからこそだというのはわかります)

 

そして2年経って、届けてくれたのは新たな夢の話。

でも、まっすぐな気持ちをつづってくれたコメントからもわかるように、マリちゃんの「人を幸せにしたい」という根底は変わっていないことが何より嬉しいです。

そこが変わらないから、Sexy Zoneだった時間も大切に思っていることが伝わってくるんですよね…。

 

大きな意味で同じ志を持つ5人。「未来のどこかで僕たちの道が重なる日」を願ってくれたマリちゃんの将来が楽しみです。

 

聡マリお休み期間中のSexyZone

聡ちゃんの時はとにかく「優しい聡ちゃんが周りの声ではなく、自分の声を優先できるように」という配慮が存分にありました。

 

その真意は後になってわかったことであって、セクラバは聡ちゃんの存在を確かめる術がなくていろいろと思うこともありました。きっと、4人だって何も語らない強い気持ちが必要だったと思うんです。だって、4人は聡ちゃんが戻ってきてくれたことは何より嬉しかったはずだし、何なら喜び200%くらい溢れていましたし……!

 

でも待っている4人はセクラバの気持ちもわかった上で、“聡ちゃんの人生”を最優先に考えた手段を選んでいたわけです。

 

そして、今の聡ちゃんの嘘いつわりのない「アイドルを続けたい」という思いは、4人の大きな愛をしっかりと受け止めたからこそ出せた選択だったんだろうな。これは違う道をえらんでいたとしてもそう。

風磨くんが聡ちゃんの復帰について「ひとつの決断を下せてよかった」と語っていたことが何よりの証拠だったな、って。

 

その経験があって休養に入ったマリちゃん。

マリちゃんはもちろん待つ側の気持ちは一番よくわかっていますし、4人は「マリちゃんが心からの決断をすること」を何よりも望んでいると、マリちゃん自身もよーくわかっていたことはFC動画からでも伝わってきました。

 

そしてマリちゃんを待っている4人のセクシーたちも、マリちゃんが自分たちの「戻ってきてくれたら嬉しい」という気持ちをわかってくれているのは当然で、その上で、マリちゃんはしっかりと心からの決断することができるという信頼関係があったんだろうなって思うんです。

 

それはつまり、

4人はマリちゃんのことをたくさん話題にできて、

セクラバは寂しい、戻ってきてほしいって堂々と言えて、

たっぷり休養中のマリちゃんに甘えていたんだなって。

 

逆に、マリちゃんも4人やセクラバにたっぷり甘えてゆっくり答えを出せたはず。

 

FCの動画で、マリちゃんが「こんなに器の大きいメンバーって他にいない。感謝しかない」と話したら、風磨くんも「こちらこそですよね」と答えていたのが印象的でした。

 

だからマリちゃんの決断の待ち方は、聡ちゃんの休養があって強くなったセクシーとセクラバだからこそ実現できた方法だったんじゃないかな~~

 

5人がずっと5人で SexyZoneだった理由

ほかにもFC動画で、

「聡ちゃんの時もそうだったけど、4人でライブをやってても、どうしてもどっかでマリウスの顔が浮かぶし、歌声がよみがえるし、この位置にマリウスがいたなって思う」

と風磨くんが語って、みんなが大きくうなづいていたようにみんながみんな5人の時間を願っていて

 

「マリが僕ら一人一人の幸せを願っていたように、僕もマリの幸せを願っていた」と話していた聡ちゃんや、「“マリウスの健康と夢を絶対に応援する”というのは最初に決めたことで、変わらずに話し合えていた。マリウスのことを大事に思って5人で出した決断」と話していた勝利くんのように、みんながみんなメンバーの幸せを願っていて

 

「自分たちも夢を追いかける立場として、新たな夢を見つけた人間の背中を後押ししない選択肢は違うんじゃないかと思ったんだよね」とケンティーが話していたように、みんながみんな大切なメンバーの“人生”を応援すると決めていたSexy Zone

 

もう、これは説明不要ですよね……?

4人だろうが何人だろうが、ずっと「5人」じゃないですか……?

 

パズルの完成形がイメージできなくなっていた聡ちゃんと、どのパズルを完成させればいいのか見失ってしまったマリちゃん。それぞれのお休みの経緯に合わせて手段は違いましたが、お休みしているメンバーも待っているメンバーも、お互いがお互いのことを思って過ごしていたわけですよ……。

 

ライブだって、日常生活だって、みんなが5人のSexy Zoneを思い合っている空間があれば、そこは5人のSexy Zoneの時間が流れていると思っていいですよね?(強引)

 

聡ちゃんがお休みに入った後のカウントダウンコンサートでケンティーが「4人で5人分頑張る」と話していたのは物理的に穴を埋める意味ではなく、一緒に進んでいくという意味だったんだろうな、というのを改めて感じました。

それを、聡ちゃんからマリちゃんのお休みへと変化して4年近く4人で活動していても、一切変わらなかった5人の絆の強さ、誰が否定できますか…。

 

そして、「それぞれ形は違うけど、一緒に夢を叶えていこう」と決めた5人を表すのが、まさにアリーナとドームの両ツアーの本編の最後にマリちゃんに思いをはせて歌った「Dream」なんじゃないかな、と思った次第です。

 

繋いだままで
いれたらいいね
何度離れ離れになっても
慣れない世界で君を見つけて
それだけで何もいらないでしょう

Sexy Zone「Dream」より

 

4人になっても、5人繋いだままでいられるSexy Zone

本当にそれだけで何もいらないよな、と思えるマリちゃんの卒業発表でした。

 

マリちゃんも、もちろん4人も、5人のSexy Zoneという振り返るハイライトがお互いにとって輝かしいものになりますように。

 

 
 
 
 
 
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あとがきみたいなもの

本当は「聡ちゃんの時と違ってマリちゃんの話を普通にしてくれるけど、いつまで待てばいいんだろう」と少なからず思っていたのが正直なところでした。

でも今年の夏からのライブを観て、ドーム公演でさらに強く「いやいや、セクゾはずっと5人だし、答えを急ぐことに何も意味はないよな」と思ったので、自分を落ち着かせるためにライブの感想として書こうと思ったのがこのブログだったのですが……。

 

そんな時に発表されたマリちゃんの卒業。

覚悟をしていたひとつではあったけど、マリちゃんがグループを抜ける決断をしても、やっぱりずっと5人だったことは変わらなかったので、ライブの感想はほぼなくこうなりました。笑

 

何でしょう…すんごくすんごくとってもとっても寂しいけど、5人の関係性もちっとも変ってなくて。むしろ強いものになっているように見えて、「卒業」って言葉がこんなにしっくりくるのか!?ってくらい、どこか清々しい気持ちもあるんですよね。

 

それは、ここまでメンバーや周りの大人たちが決断を受け入れて、できるだけ良いカタチで送り出したいって思うほど、マリちゃんの努力や意志の強さ、そしてもちろん私たちファンへの気持ちがあったからなんだろうなって。伝え方も、誠意のあるものだったんだろうなぁ。

 

それって応援する身としてもすごく幸せなことだし、何より「自分の人生をきちんと生きる」「そのための努力をしっかりする」「本当の気持ちは誠意をもって伝える」「そんな誰かのすてきな人生は愛をもって応援する」という大切なことを、またセクシーたちに身をもって教えてもらった気がします。

 

だから、Sexy Zoneを応援していると明日も頑張れる気がしちゃうんですよね。

すごいグループですね…本当に……。

 

 

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アイドルが「人生の支え」になるということ(SZ10THネタバレあり)

行ってきました『Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10TH』!!!!!

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ほとんどの人がそうだったと思うんですけど、Sexy Zoneに限らずこういう大規模なライブ自体久しぶりなわけです…。しばらくずっと画面越しで観ていたパフォーマンスが生で観られる!!!と、前日から「ついに、ついに…!!」とずっとソワソワしていましたし、直前は謎に「どうしよう…」を連呼していました(?)。初心を思い出すというか笑、久しぶりの感覚にコロナが今までの普通をどれだけ普通じゃないものにしたんだろうとしんみりしちゃいますね。

そして、いざ始まると本当にあっという間!!最初からずっと泣くわ笑うわ感情がわけわからん感じになりましたが、結論やっっっぱりとても楽しかったです。

と、この調子でいくらでもライブ本編の感想を言い続けられるところですが、超個人的に都合よく受け取った一番響いたことについて備忘録的に残せたらなと思います…!

※以下、ネタバレありますのでご注意ください。

「君らしく」いればいい

去年のPOP×STEP!?ライブはコロナ前の感覚(そして五輪イヤー)で作られたものを配信ライブ仕様に昇華したものだったと思うんです。新型コロナウイルスが何なのかも未知で、どうすればいいのかわからない状態を経てヘトヘトになっていた中、コロナ前から続く想いと配信ライブで5人が前を向く姿勢がコロナ禍での希望になったような気がします。

前回に限らずそうやっていつもいつもSexy Zoneのライブには元気と活力と幸せと穏やかな気持ち(と肌の潤い。今回も翌日なぜか吹き出物が小さくなりました)をもらっていたのですが…。それはSexy Zoneの素敵な曲とアルバムのコンセプトがまずあって、そのうえで本編のメッセージがあって、さらに5人自身がそのメッセージを自らきちんと受け止めている真摯な姿勢も相まって響くものがあったのではないかな?と思うんです。

でも、今回はオリジナルアルバムが無いだけに10年の振り返りと共にストレートに本編のメッセージ性が響いたと言いますか。(もちろん、オリジナルアルバムが無いのは5周年のSTAGEも同じだったんですけど、どちらかと言うとSTAGEは「決意表明」のような意味が強かった気がします)

中でも今回特に印象的だったのが、映像の最後の1シーン。子どもたちが「ぼくもなれるかな?彼ら(Sexy Zone)みたいに」とおじいさんに尋ねたところでした。

ごくごく単純に「なれるさ」って答えるのかなと咄嗟に思ったんです。でもこの答えはセクシーじゃなかった…!反省!

おじいさんは「“君らしく”いればいいんだよ」と答えるんですよね。

 

これ、セクシーらしいと言えば本当にその通りなんですけど…なんだかいつもと違う鳥肌が立ちました。それこそ去年の「それでいいよ」みたいにこのような「自分らしさ」というメッセージを曲を通して伝えてくれることはたくさんあったし、もちろんライブの演出の中にもこのメッセージが込められていることもたくさんありました。

それなのに、今回は今までと何かが違う気がして。

ぼんやりと、「もうSexy Zoneはファンが支えるものじゃない」と思いました。

 

自分らしい人生にしてほしいというアイドルの願い

この捉え方、いろいろとある気がするんです。

まず、Sexy Zone=「自分らしく生きるアイドル」でありたいという5人の願いだったりするのかな、と。

あと、ついているJr.の子たちはこれをどう受け取るんだろう、とも思いました。

そしてもちろん、コロナ禍で自主的に参加しない選択をした方々も含めてこのメッセージを受け取る人たちに「自分らしい生き方」をしてほしいという願い。

 

この、ファンに向けた「自分らしい生き方」のメッセージを受け取った時に、思い出したことがありました。

平成最後のソロアイドルと言われているあややこと松浦亜弥さんの言葉なんですけど…。

松浦亜弥さん、バレンタインに男性限定ライブをした時にこうファンの方に話したそうなんです。

「私ばかり追っ掛けてちゃダメよ。私、皆さんの人生にまで責任持てませんからね」

コメント全文、いろいろなところでまとまっています。例えばこことか。

あの…。この一言、一見突き放したような寂しい一言のようで、すごく責任感のある優しい言葉だと思いませんか?あやや節全開でファンの皆さんとの関係性あってこその発言ではあると思うんですけど、こんなこと言えるアイドルすごい!って当時、思ったんです。

追いかけてもらってなんぼの業界で、「自分の人生もちゃんと考えてね」って直接ファンに言うんですもん。

 

これと似た感覚が、今回のセクシーたちからのメッセージでも感じました。

対象をハッキリとSexy Zoneとした上で「君らしくでいいんだよ」というのは、「たとえSexy Zoneファーストの生活ではなくても、それがあなたの人生にとって大切なことでありますように。そして、その人生をもっと豊かにする存在になれるように頑張るね」というメッセージのように受け取りました。
(だってお休みしているメンバーにグループに戻ってほしいかどうかよりも「幸せな選択をしてほしい」って願うような人たちですし…)

 

もちろん、今までだってセクシーたちにたくさん支えてもらってたんですけど、それは5人にたくさん感情移入して、たくさんその時々の気持ちを共有して、頂上を目指す5人に夢を重ねることで、私にとってこれからも支えたい存在であり支えることが生きがいになっていたからと思うんです。

正確には支えるなんてオタクらしく生きることしかできることなんてないんですけど。笑

Sexy Zoneは支えたる!」という使命感=「人生の支え、生きがい」という感じだったのかもしれません。

 

もちろんその要素が全て消えたわけじゃないですけど、今年のSexy Zoneはファンが支える必要なんてなくて、人生にそっと寄り添って先導してくれているとっても頼もしい存在になったような感覚になりました。

 

コロナ禍、私は「手を抜いていた」?

本当に超個人的なことなんですけど、ここのところオタクとしてかなり「手を抜いていた」自覚があったんです。

インプットはほどほどにできていてもアウトプットしたりするほど頭を使う余裕がなかったと言いますか。ちょうど転職活動したりして仕事中心の生活になっていたんです。

今までずっとオタクとしてしか生きてこなかったもので、「あーなんだか自分らしい生活ができていない気がする。仕事ばかりしてオタク以外のことに時間を使うなんておかしい!」「コロナ禍でライブが無いからってこんなに気持ちが離れてしまうなんてその程度だったのか、私」くらいにモヤモヤして後ろめたさを感じていました。

でも、べつに満足いくほどオタクをしてなかったからといって何も追っていなかったわけではなかったですし、むしろ新譜や配信ライブ、有観客ライブ、テレビやラジオ、雑誌も好きなタイミングでいいとこどりしていて、それを楽しみに働いていました。仕事もたくさんいい経験ができて超充実しています。

 

そしてSZ10THを終えた私は、

あれ?私は、今の私にとっての自分らしい人生を歩もうとしているんじゃない?
手を抜いていたのではなく、人生のバランスを整えていただけじゃない?

なんて思ったんです。

 

「最近セクシー50%でくらいで生きてるのにライブ楽しめるのかな」なんて思う必要なかったし、「あ、そうか。これでもよかったんだ」とストンとつかえていたものが落ちたんですよね。 ライブを楽しんでいるうちにモヤモヤした気持ちなんていつの間にか吹っ飛んでいました。

 

アイドルをどう「人生の支え」にするか

ただもちろん、セクシー100%だった頃を否定するつもりはなくて、それはとても幸せな時間だったし、そもそも子どもの頃から誰かしらのオタクじゃなかったら今の仕事もしていないかもしれないですし、その時の自分には必要な時間だったと思っています。

そして何度もライブを観て地方の公演にも行ったりしてお金をたくさん使ったことにも一切後悔はないし、Sexy Zoneだと5周年から10周年までの5人の変化をリアルタイムでたくさん知れて、いろんな感情と出会えたことは人生の財産のひとつだと思います。
(というかいわゆる担降りブログでは全くないので…まだまだ全然感情を揺さぶられる気は満々なんですけどね…。実際にまさにいま横アリのラスト公演後で抜け殻みたいになっていますので…)

この時の私は、人生の箱(?)の中心にどーーん!と太いSexy Zoneという大黒柱があって、その周りに仕事やプライベートのやるべきことや好きなことが支柱として立っていたんだろうなと思います。

それが、先述した「Sexy Zoneは支えたる!」という使命感=「人生の支え、生きがい」という状態でもあったんだと思います。

 

もともとセクシーたちはファンにそれを強く望むようなことはなかったと思うんです。だから私の場合は本当に自己満でしかない前提なんですけど、今回はっきりと「ぼくもなれるかな?彼ら(Sexy Zone)みたいに」「“君らしく”いればいいんだよ」というメッセージを送ったというのは、人生の箱の中の柱を真ん中から脇に移動させたり、太さを変えたりしてもっと柔軟に考えて自分らしく生きてみたらどうかな?という提案のように感じました。

そしてそう提案するからには、Sexy Zoneという柱を人生の箱の中に立ててさえいれば、時には真ん中で太く支えてくれるでしょうし、時には箱の端によけて日常にほんのささやかな彩りや活力として存在してくれるんだろうな…という頼もしさがあったように思います。

 

10周年、「君らしく」に感じたSexy Zoneの強さ

もちろん、アイドルとファンは持ちつ持たれつの関係であることは変わりないでしょうけど、なんだかこれって頂上を目指すアイドルの最上級の表現だと思うんですけど、そんなことないですか…?

「ファンひとりひとりの人生に責任はとれないから、私ばかり追っかけてないであなたたちも幸せな環境にいてね」というあややの表現もそうですし、勝利くんの挨拶でも「心配かけたし不安にさせた」なんて話していましたが、今は「あなたらしい人生を送ってね、もう僕たちの事は心配しなくていいから」とも言ってくれている気がするんです。

ちなみに「もう心配しなくていいから」についてはセクシー作詞の「Change the world」にも強く感じます。歌詞の多くの描写が過去形なんですよね、この曲。そのうえで「もう笑って」って歌ってて。「も、もう…?もう安心して笑ってねってこと…??」と涙したのは内緒です。「さあ笑って」も大好きなんですけど(?)そう来たか…と思いました!!!

と、脱線しましたが笑、これからSexy Zoneは、今までのファンひとり分の応援が多ければ多いだけ結果になる関係性ではなく、ファンそれぞれの気持ち分の応援がたくさん集まって大きな結果にする!っていう優しい決意のようなものでもあるのかも?なんて思いました。

だって、「僕たち10周年なんです!たくさん新曲もリリースするし、10周年だから記録もたくさんほしいんです!応援よろしくお願いします!」って言えば真面目にSexy Zoneを愛しているセクラバは頑張ると思うんですよ。でもそれで人生の何かしらを犠牲にする人もいるかもしれない。Sexy Zoneはそれを言わない選択をしているとも言えるのかな。今のアイドル業界、ほんと強い気持ちがないとこれを言わない選択はできないんじゃないかな…なんて思います。私だったら絶対にすぐ言う。

だって、自分の人生のために私みたいにセクシー濃度を下げる可能性だってあるはずです。目先の事だけを考えたら、痛手でしかないじゃないですか。でもそれよりもファンの人生の充実を何よりも願って、結果的に息切れなく長く応援できるアイドルとして大きくなろうとしているSexy Zone…強すぎませんか。有言実行で、年々、頂上を目指すアイドルの覚悟が濃くなっている気がして震えます。

そして何より、こんなに優しいグループを好きになって幸せすぎますね…。これだからSexy Zoneはやめられない…。オタクとして「手を抜いている」なんてモヤモヤ後ろめたくなっていたことすらもクリアにしてくれて、さらにもっと楽しい未来を夢見させてくれるなんて…。10周年本番の日がもっともっと楽しみになりました…!!!

私の人生の箱の中にあるSexy Zoneという柱は、これからも位置や太さが変わることはあると思うんですけど、ずっと立て続けていけたらいいな。

 

以上、何のまとまりもなく独断と偏見でかつ妄想だらけの超個人的SZ10TH感想でした…!

5人がそれぞれ選んできた“Sexy Zoneの道”が見えた『POP×STEP!? TOUR 2020』感想

 今年はいろんな楽しいことができなくなって、特に上半期は毎日何していたんだろう?とあまり思い出せないくらい、悪い意味で非現実的だった日々だったわけですが…。しかもそれがまだ終わったわけではない中で、『Sexy Zone POP×STEP!? TOUR 2020』を配信ライブというかたちになってもあきらめずにお披露目してくれたこと、どんなにたくさんの人にとっての希望になったんだろう。これはきっとSexy Zoneに限ったことじゃないけれど、あの毎年清々しい気持ちで終わるツアーを、今年も諦めない選択をしてくれて本当に嬉しかったなぁ。

 そんないろんな気持ちが詰まったライブについて感想や、聡ちゃんが戻ってきた今の5人それぞれへの想いを残しておこうと思います。

 

Sexy Zoneの道

 まず、アルバムを聴き返して「あれ?絶対に観たかったはずのこの曲もやってなかったんだっけ!?」とやっと気付くほど、配信ライブとして何の隙もモタつきもなく1つのパッケージとして完成されていたことに驚きました。正直、物足りなさを感じるのではないか、多少もやもやしながら終わるのではないか、なんて怖い気持ちもあったんですけど…心配してごめんなさいって感じです。歓声が無いことすら忘れていました…!!

  配信でもいつも通りのライブの空気感を楽しみたい気持ちはもちろんあったんですけど…例えばほぼ全曲しっかり歌って踊ってくれたことも、一方向から見た時に映えるフォーメーションや演出が沢山あったことも、カメラがあるからこその利点を生かしてくれたんだろうな、と。

 実際に「配信ライブだからこそ、皆が楽しんでくれることは何だろう?と5人で考えて作った」と29日公演最後の挨拶で勝利くんが話していたのが印象的だったのですが、一方でオーラスのアフタートークでは「ファンの子が会場に来たって気持ちにさせられないと、配信ライブをする意味がない」とも話していました。

 そうやって、両方の視点を融合させながら再構築していく切り替えの柔軟さとアイドルとしてのセンスが勝手ながらすごく誇らしかったです。「Sexy Zoneがとってもすごい配信ライブを作ったよー!」と、号外を配りながらアイドル業界をスキップしたい気持ちになりました。笑

 そもそも、振替を打った日付がジャニーズで最初だったからこそ(すべてGOサインを自分たちが出せたわけじゃないけど)あらゆる場面でやるかやらないかの選択があったと。そんな話の中で何よりも「ファンの子たちの笑顔を守れる方法は何なのか」どんな状況でもファンファーストを貫いてくれたSexy Zoneに真のアイドルの姿を見た気がします。

 だってね、5人が伝えてくれた言葉の中で、誰一人としてファンに媚びるような発言がなかったんですよね。必要以上に感謝もしてくれたし、たくさんの困難を乗り越えてきて傷だらけになったキャリア10年の強さを語る場面はあったけど、それは結果論であって「売り」にするつもりは全然感じなかった。5人それぞれが「俺たちは10年の自信を持ってSexy Zoneなりのエンターテインメントを届けていくから、あなたの人生にとって豊かな選択肢になれるように頑張るね」と、言ってくれているような気がしました。

 今どきのアイドル…どんな勝ち方だってあるはずなのに、どんな勝ち方だって支えていられると思えるだけでファンは喜ぶ時代のはずなのに、何でこんなにも優しいグループなんだろう…?一貫して自分たちの影響力が誰かの豊かな人生の手助けになれることを目指しているじゃないですか…。

  でもこれはグループの決め事というわけではなく、各々が選び続けているアイドル人生の先にある理想が、結果としてSexy Zoneとしてのグループの結束力になっているように見えました。この個人とグループにちゃんと答えが出ている状態は、10年間試合に出続けているからこそ、いろんな選択肢の中から見つけてきた強みなんだろうなって。5人がそれぞれ選んできた“Sexy Zoneの道”が今一つになっている感じがすごく伝わってきた気がします。

 あと、これもキャリア10年の強みだと思うんだけど、周囲の人たちもしっかりとプロとして5人の意見に納得して「今の時代にこういうグループがあってもいい」と反映してくれている結果なんじゃないだろうか。数字はもちろん大事だけど、本気でこういうマインドを持つグループが国民的なアイドルになってほしい!!とつくづく思った次第です。

 最後に少しだけライブの内容で感じたことを…(考察レポ的なのができるほど記憶力が無い、、、)。“一番響く場所”としてアンコールに披露されたRUNで「僕らはまだ始まったばかりさ」と登場した5人は、デビュー当時の5人なのかな?と、重ねてしまいました。 まだまだ子どもだった5人が一緒に成長しながら花道を歩いてステージに立って。そうしたら、大サビの「僕らはまだ始まったばかりさ」で、5本の花道が登場して、それぞれ5人が駆け抜けていったんですよね。最後にはセンターステージで再び集まってメインステージに向っていく構成で…。すごくSexy Zoneだなぁと思いました。華々しく、かつ、唐突に集められてデビューした5人が力を合わせてがむしゃらにSexy Zoneとして進んでいった先に、5人それぞれの人生(花道)もあるけど、それでも集まった今、明日以上の輝きを見せてくれている様子に勝手にジーンときちゃいました。

 

健人くんの選んだ道

 どんな時でもフロントマンとして走ってきたケンティーこと健人くんの真っ直ぐで邪気の無いアイドル性が配信ライブにこんなにもピッタリだったとは、と個人的に驚きました。誤解がありそうで怖いですが、聡ちゃん復帰の身内感がダメと言いたい気持ちは全くないですし、そもそもの構成自体が完璧な一つの作品だったので外に向けても考えられていたと思うんですけど…。ケンティーがいたからこそファンの間だけで共有されるエモーショナルに寄りすぎず、いつもの明るく元気で時にセクシーなSexy Zoneの姿も全世界に向けてしっかりと見せられたのではないかなぁ~なんて思った次第です。

 だってあんなに曲中に愉快に合いの手を入れたり、「Happy Halloween!」を連呼してお祭り感を楽しんでいたり、めちゃくちゃかっこよく決めてみたり、あんなにストレートに独自の世界観を見せてみたり、突然自分のスマホ持ち出したり。かと思ったら、ファンの健康を何よりも気遣ってくれたり、そしてケンティー自身がとびきり楽しそうな姿を見せてくれて…。どんな時もエンターテイナーなケンティーのおかげもあって、すごくオープンな雰囲気になったのでは…?(正直、初めてセクゾのライブ見たよ!という方の感想などを見たわけではないのですが…)

  ケンティーが4人の状況でもいつも通りのケンティーでいることがSexyZoneにとってどれだけ大切なことだったのか。ケンティーが無理してキャラを作っているか否かとは別の話で、そんな野次(?)が吹っ飛ぶくらい無邪気に前を見て進んでいくケンティーのマインドは今回に限らずずっとずっとSexy Zoneのハイビームだよなぁ、なんて思いました。ケンティーがいつも先頭を切って前方を明るく照らしてくれるから、聡ちゃん復帰のステージとしてだけでなく純粋にライブを楽しめた気がします。

 ただ、前ばかり照らしているように見えるケンティーは傍から見れば冷たく見えるかもしれないけれど、4人と一緒にいるケンティーがあれだけはしゃいでいたらそんな見方は吹っ飛ぶはず!!!5人の空気を見れば、最年長のケンティーがびっくりするくらい愛にあふれた人で、それがグループ全体の基礎になっていると一目でわかるはず。今回もそんなケンティーの良さがぎゅぎゅっとつまったライブだったなぁと思いました。風磨くんが曲紹介で自分たちたちに向けても、と前置きしていましたが正にそれでいいよケンティー…!!!これからもずっとケンティーはケンティーらしく前を明るく照らしてほしいなぁ。

 

マリウスくんの選んだ道

 昨日は思い返してみれば聡ちゃんがお休みしている間、一番さみしく思っているはずのマリちゃんはそんなことは一切感じさせず、なんだかとっても逞しく見えた1年9ヶ月だっなぁ、としんみりしてしまいました。特に去年のツアーはMCがマリちゃん無双状態でとても楽しかった思い出なんですけど、今年はいい意味でゆるふわマリちゃんも見ることができて、あ、5人バージョンの立ち位置に戻ったんだな、なんて。(とはいえ、暴走する4人の軌道修正をしたりと、ここ最近の逞しさは変わらずでしたが!)

 2018年→2019年のカウントダウンでケンティーが「4人で5人分」宣言をしていましたが、先ほどのMCでも会話の起爆剤だった聡ちゃんのポジションに自然と立っていたように見えたし、穴を埋めるだけじゃなくてとにかくマリちゃんなりの視野の広さで活動の幅を広げてグループに還元しようとしている姿勢を実感した期間でもありました。

  そんなマリちゃんがオーラスの「それでいいよ」で見せた涙。私自身も号泣しながら観ていたのであまり記憶がないのですが笑、その光景があまりにもきれいすぎて目に焼き付いています。なんだか、その涙がマリちゃんにとって一つの区切りになったように感じたと言いますか…静かに静かに自分のやるべきことをやることで、自分の行動を通して聡ちゃんが進むべき道に進めるようにエールを送っていたのかな?なんて勝手に思うけど、これからはまた一緒に進んでいくんだろうなぁって思うとまた涙が…。

  マリちゃんにとって、聡ちゃんが休みに入ったことも、戻ってきたことも、人生の中で大きな出来事であることは間違いない、と誰もが思うじゃないですか。取り乱してもいいときに、上3人よりも冷静だったように見えたマリちゃんです。どれだけ耐えて我慢して気持ちを強く持っていたのか想像することすらできないけど、それを乗り越えた聡マリがこれからどんな愛を見せてくれるのか本当に楽しみです。大真面目に愛を語れる聡マリにバンザイ!!!

 

勝利くんの選んだ道

 聡ちゃんの復帰にあたって、誠実にまっすぐに自分のラジオで気持ちを伝えてくれていた勝利くん。その時も涙声で語ってくれていたのが印象的だったのですが、RUN初披露の時にも「泣きそうになった!」と言っていたので…風磨くんのオーラスの挨拶では「こんなの勝利くんも泣いちゃうよ~~」なんて思っていたのに!泣いてなくてびっくりしました。笑

  びっくりっていうのは失礼ですけど笑、最近は裏事情と言うか、今までは風磨くんが一手に担っていた本音ベースのぶっちゃけ話を積極的に話してくれるのは勝利くんだよな、なんて思いまして。ここぞのところは風磨くんが舵を取りつつ、必要な情報をきちんと誤解無く伝えられる勝利くんの良い所が存分に発揮されている場面をよく見かけたよなぁ、と。すぐ矢面に立とうとする風磨くんを心配していた勝利くんが、自ら風磨くんの横に並んできたのではないかと、新しい5人の形で見えたような気がします。

 聡ちゃんが覚悟を決めて戻ってきたように、4人もそれぞれ覚悟を決めたことあったことがきっとあったんじゃないかなと思うんですけど、なんだか勝利くんはそうやって守られる側から守る側に立ち位置を変えた感じがしました。話を聞く限り聡ちゃんが「勝利が土鍋で炊く米が美味い」と言っていたりお休み中も仲良くしていたみたいですし、勝利くんは勝利くんで聡ちゃんを間近に見ていたからこその選択なんだろうなぁ。

  とはいえ、末っ子気質も残してほしいなんて寂しい気持ちもなくはないですが!笑 どうかセクゾでの真ん中っ子として、上にも下にも良いとこどりの立場でのびのびとしている勝利くんがこれからも見れたらいいな!

 

風磨くんの選んだ道

 まず、聡ちゃんがお休みに入ったとき、NHK紅白歌合戦リハのときに公言したコメントに遡るのですか……(えっそんなに?)。あの時、記者さんの質問に対して「今は治療に専念してほしいから、僕らから連絡してプレッシャーをかけたくない」とはっきりと公言したのがすごく印象的で。その後、聡ちゃんの気持ちの変化に合わせてだと思うのですが、徐々に聡ちゃん情報が解禁されていったりしたので「そりゃ連絡していないなんてないよねー!!!」となるわけですが。その時に「あ、本気で守ろうとしている」と感じたんですよね。とにかく外野は静かにさせて、しっかりと自分やグループと向き合える時間にしてあげたい気持ちというか。

  それを経て今回、オーラスの挨拶パートで聡ちゃんに対して「1つの決断を出すことができてよかった」。そしてその前提として「それぞれの道でハッピーに生きるのが一番いい」と。その言葉を聞いて、思い出したことがありました。「ぎゅっと」で「自分にだけは嘘はつかないで」と作詞した男です。過去のブログであまりにもテンションがおかしくて恥ずかしいのですが…

a30gashi.hatenablog.com

 この曲ができたときに「ひとりの人間として決断が必要なとき」に背中を押してくれる曲なんだろうな、と考察をしていて。今もそのまんまの風磨くんだったなぁ。

  嘘がないというか、一貫しているというか…とにかく風磨くんがどれだけまっしま(聡ちゃん)にとって一番いい人生の選択を願っていたのかがビシバシと感じられて、なんだかとても安心(?)しました。誤解されやすすぎだろ!って思うことが多いじゃないですか、風磨くん…。だからと言って挽回しようとペラペラと喋る訳でもないし…。

 しかも聡ちゃんがグループに戻る決断をしたことに対して素直に「嬉しい」と表現していたのもなんだか重みがあったと言いますか。5人の関係性を見ていれば、聡ちゃんだってきっと戻ると言えば4人がめちゃくちゃ喜んでくれることはわかりきっていたことだと思うんです。4人を裏切るとか裏切らないとか、優しい聡ちゃんはそうやって自分の気持ちを無視してしまう可能性だってあったと思うんです。だからこそ、風磨くんの言う「嬉しい」は聡ちゃんがどれだけ自分と向き合った結果の決断だったのか伝わってきたような気がします。

 あっあと、ガッツリ踊る風磨くんめちゃくちゃかっこよかったよー!!!笑

 

聡ちゃんの選んだ道

 素敵なメンバーがいて、聡ちゃん自身がSexy Zoneに戻る選択が一番いい選択だったと感じているような素敵な笑顔を見せてくれて。なんだか一皮むけた聡ちゃんに「かわいい」とそれ以外の感情が交互に出てきてめちゃくちゃ忙しかった…。風磨くんじゃないですけど、正直どんな結論も、聡ちゃんの決めたことに間違いはないだろうと応援する気まんまんだったけど、こうやって5人でのSexy Zoneをまた見せてくれるなんて素直に夢みたいに嬉しいです。

 しかも!!ケンティーも言っていたけど、歌もダンスもレベルアップしていることに誰もが気づくレベルで努力して復帰していますよね…?正直、お休みをしていたんですからどんなにゆっくり過ごしていても誰も何も思わないですし、その上でパフォーマンスに加わったときに見劣りしないくらいに仕上がっていれば十分よかったはず。でも、ダンスなんかは、意識しなくてもずっと聡ちゃんが目に入ってくるくらいメラメラとしていたわけです。

 風磨くんの言った通りSexy Zoneに戻る決断への嬉しさはもちろんですが、レベルアップした上で戻ることを決めた聡ちゃんが何よりも大好きな聡ちゃんだなぁと感じました。なりたくてなったアイドルに戻る上で絶対に誰にも負けないスキルを身につけ自信つけたんだろうな、という信頼感と共に「ほらやっぱり聡ちゃんはアイドルの星の子だよ!!」と思わざるを得ませんでした…!!

 だって「それでいいよ」が今までの事を思い出して響いたと語るマリちゃんからも伝わる通り、お休み前はメンバーもしきりに聡ちゃんはそのままでいいんだよ、と事あるごとに言っていたかと思うんです。こんなにも笑顔が素敵で誰からも愛される純粋なアイドル気質なのに、ずっとずっとどこか自信なさげな聡ちゃんがいたような気がするんですよね。

 でも、自分で自信をつける術を見つけて今まで以上に輝いて戻ってきた聡ちゃんです。しかも、その自信をつけるためのスキルが、聡ちゃん自身が大好きで大切な自分たちのグループの為にもなるんです。こんなにもセンスのいい自分磨きの選択をするアイドル、この世にどれだけいますか…???

 でもその聡ちゃんは「メンバーとファンがSexy Zoneを維持してきてくれたことが目に見えてわかった」「覚悟を持つきっかけをいつもくれるメンバー」って話しているんですよね。こんなに優しくて、誰かの希望となる生き様を見せてくれるアイドル、この世にどれだけいますか…??? 

 また、客観的に4人のパフォーマンスを見ていた聡ちゃんにも度肝を抜かれました。もともとファンと同じ目線でエンターテインメントを観て、さらにそれを的確にアウトプットすることには定評があった聡ちゃんですが、さらに精度が研ぎ澄まされていておったまげです(そしてマリちゃんが「ファンの子たちは聡ちゃん言ってくれてありがとうって思ってるよ」発言にもおったまげました、恐るべし聡マリ)。

 さらにさらに、ファンが一番触れたくて仕方ないふまけんが照れまくる所にも、風磨くんの茶化しにも動じずどんどん突っ込んでいく聡ちゃんがとんでもなく頼もしかったです。これも、自信を持って自分の発言をしているからと思うと、お休みの間どれだけのエンターテインメントをインプットしていたんだろう?と思わざるを得ないのでは…。

 あと、お休みしていた間に聡ちゃんにどれだけの感情が押し寄せていたんだろうと想像すると、逃げ出したくなるほどなのですが…。ひとつひとつに向き合って更なる高みを目指して復帰した聡ちゃんが、アフタートークで4人のコロナでの苦渋の選択を労っていたのも大好きな聡ちゃんだったなぁ…。自分だって相当の葛藤をしていたのに、誰かの葛藤に寄り添えるんだ…って。そんな聡ちゃんの清らかな心を見て、ここのところ心に泥水が流れていた自分はハッとしました。笑

 こんなに優しくて、誰かの希望となる生き様を見せてくれるアイドル、この世にどれだけいますか…???(3回目)

 

 改めまして、みんなが大好きな聡ちゃんお帰りなさい!!!!!!!!!!!!!!

 

最後に…

 この1年9か月、セクシーたちは本当に我慢の日々だっただろうな…と。誰かが悪いなんて絶対にない状況で、慎重に慎重に、これからの長い未来のことを考えた選択をするのは頭を使うし、何より目の前のことばかり見てしまって焦るじゃないですか…。でもこれが5人それぞれの優しい気持ちの上で成り立っていたんだろうな、と思うと相変わらず信頼感しかないなぁと。何かこれからもそれぞれが大きな決断をする場面はきっとあると思うんですけど、一番にメンバーひとりひとりの顔を思い浮かべるんだろうな。だからこそ誰もが納得できる決断になるんだろうなって勝手に確信しています。

 そして5人の配信ライブに向かう姿勢からもそれぞれ自分の一番輝ける生き方として“アイドル”を選んでくれていることがビシバシと伝わってきました。アイドルに誇りを持って、まっすぐな生き方を示してくれているSexy Zoneです。応援する身としてこんなに幸せなことありますか???????

 

 ケンティーの言葉を借りて、世の中にたくさんのアイドルの形がある中で、Sexy Zoneの人生を選び続けてくれてありがとう!!!おかげで私は最高の5人をとっても幸せに応援できています!!!

 

 5人の新曲楽しみだなぁ~!!!

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正月サプライズ「健人と紫耀2020」のやさしさの可能性を考える

新年早々、Sexy Zone中島健人くんとKing & Prince平野紫耀くんからの大きなサプライズでカウントダウンライブどころではなかった皆さん、あけましておめでとうございます。

 

昨年は昨年でマリウス君のステージ落下でカウントダウンどころではなかったのですが、今年は(“今思えば”の2人のめちゃくちゃかっこいいカウントダウンが抜かれた後に)リベンジが叶ってみんなで無事年越しできた~!なんて思っていたのもつかの間、本当にびっくりしました!!

 

ただ「年越しどころじゃないよまったく!!」とは思ったものの、個人的にはネガティブな気持ちは全然なくて。「なるほど…!」と思ったといいますか、とにかくこれからケンティーと紫耀くんが見せてくれる「健人と紫耀2020」「KS2020」プロジェクトに心からワクワクしています。

 

今は何も詳細が発表されていないのですが、2020を振り返る1年後にポジティブな答え合わせができればいいな、と。そんな願いを込めて現時点で感じたこのプロジェクトの可能性を探ってみようかな、と思います。

 

 

飛躍のSexy Zone、地固めのKing & Prince

すっごく個人的な実感なんですけど、このタイミングで各グループのエースが手を取り合うということはベストタイミングではないかな、と。

もちろん、そんな大きなプロジェクトこそグループでやればいいじゃん!ってなるのも当然だと思うんですけど、このタイミングでこの人選、私はわりとやさしさを感じています。

 

まず、それぞれのグループの状況を整理すると…。

ジャニーズ最年少デビューから8年。下積み期間はそこそこにデビューしてから完成までの過程を楽しみつつ大人になる頃での完全体を目指してきたSexy Zone

8年間の間にアイドルとしての自覚を育んで自分たちの立ち位置を探してきました。実感と贔屓目でしかないのですが、子どものころにデビューしたグループのイメージとは裏腹にアイドルとしての自覚はトップクラスのグループだと思っていますし、最初は「キャラ作り」なんて言われていて今では「そういう人」だと認識されてきたケンティーを筆頭に個々のキャラの定着もセクシーの浸透も、また自分たちで作るツアーもそうですが自己発信も地道にできてきているのではないのかと思います。なので、年齢とキャリアを考えれば8年間なりの地固めができている、と。それこそ新アルバム『POP × STEP!?』じゃないですが、ホップ、ステップまできて、ジャンプの時期を見極めている段階なのではないかと思います。まさに2021年の10周年に向けて飛躍を狙う2020年ではないでしょうか。

 

一方で、ジュニア時代から圧倒的な人気を誇り、長いジュニア期間でプロとしての完成度も高くて何もかも完璧。アイドルの正解をたたき出した1stシングル「シンデレラガール」でデビューしたKing & Prince。

外側からの印象でしかないのですが、デビュー前からの勢いのまま、今の今も全ジャニオタに一目置かれる存在として駆け抜けてきているかと思います。紫耀くんの天然キャラを筆頭にバラエティなどメディアでも重宝されて、リリース作品でも映画の出演作でも数字の面で大活躍。まさに飛躍続きの2年間。ただ、私はひねくれ者だからかもしれないのですが、このままアクセル全開トップスピードで走り続けるのは至難の業のように感じてしまいます。もちろんドキュメント番組も観て相当の努力があってこその結果だと一目でわかりますが、やはり最初の数年は最高のデビュー、最高のステージ、最高の活躍が約束されて用意されている状態が普通だと思います。その中で最大限の力を発揮して結果を残してきたKing & Prince。今年は新たに2組デビューがあって、「華々しいデビューを飾った最新グループ」の冠を譲るタイミングです。何か一つ確固たるものを示すといいますか…自分たち主導で何か殻を破る地固めのタイミングとも言えるのではないでしょうか。(偉そうにスミマセン)

 

グループの枠を超えてコラボしたやさしさ

そんなデビューからの道のりもこれから成し遂げることも全く異なる2グループが、一緒に何かをする。一見、ちぐはぐなように感じますが、冒頭でも言った通り私はすごくしっくりするものを感じました。

何より、お互いグループが完全体になった時の事を考えながら活動するフェーズというのは共通しています。

 

もちろん、それならなおさらグループの垣根を越えなくても、グループごとに大きなことをすればいいのでは?という声ももちろんすんごくよくわかります。

冠番組ほしいし、ドーム公演も行きたい。Sexy Zoneを例に挙げるとまずはその2つですが、それを叶うのももちろん心から願っています…!

ただ、キンプリもそうだと思いますが、当然それらを今の状態で成し遂げるとなると「寂しさ」が伴うのは必然。だからと言って、何をしないのは2人を「待ち」ということにしてしまう…。それはそれで何もしない理由になってしまうのも心苦しさが伴うものだと思うんです。

そんな寂しさや心苦しさとは別次元で似たような境遇のグループ同士、互いのグループにも還元できる活躍の可能性の探るというのはとっても“やさしさ”を感じないですか?

 

特に、ケンティーと紫耀くんはグループのフロントマンとしてずっと駆け抜けている2人。勝手なイメージですが、どちらも野心をビシバシと感じるキャラでもあるので、それぞれが現状に何かもどかしさを感じているにしろ、そんなことないにしろ、力を発揮する場があればあるだけ輝くタイプだと思うんです。ただ例えばそれをグループで何かするとなると守るべきことも格段に増えると思いますし、調和をとる場面もあると思うんです。とてもグループを大事に考えている2人なので、それが不幸なことだとは一切思いません。そうやって大切なメンバーの事を考えながらグループ内でそれぞれの役割を全うできるのもきっと幸せなことだと思うんです。

でも、このプロジェクト内での2人はビジネスパートナーであり、それぞれが好きなようにグイグイグイグイ発信することができる場になるんだろうなって。むしろこの2人が主軸で進むプロジェクトならそれを求められているはず。グループへの貢献は結果論として考えて、こんな爆発的に盛り立てるプロジェクトには適任な2人なんだろうな、なんてことも思いました。

 

他にも、互いのグループがあとひとつ手に入れたらもっとすごいグループになりそうなことが「飛躍」と「地固め」でまるで真逆でした。真逆のグループに所属する2人が互いの仕事への向き合い方を見ながら吸収して補い合って、相互作用でグループに還元できるのなら素敵じゃないですか?

 

ジャニーズ内選抜?のやさしさ

さらに「KS2020」が、外部の誰かと組まれたプロジェクトではなく、同じジャニーズ内で選抜された2人組と言うのもやさしいな、と思いました。普段だったら「ジャニーズばかりだな~」と少し斜に構える部分でもあるんですけど、こればかりはお花畑満開で「ジャニーズ内で、しかもセクゾとキンプリでよかった」と都合よく。笑

 

何が主導するのか何もわかっていない状況ですが、きっと、この2人を看板に立てるからにはがっつりジャニーズさん関わりますよね?という前提のもとで話すと…お互いのグループの状況や立ち位置を踏まえた上でこの選択をした、と思うと何とも心強いなぁと…!悪いことにはならないだろうな、なんて信頼感がすごいです。

 

我ながら上から何を言うんだと思いますが、風磨くんのハムレットで特に潜在的な部分を見極めたキャスティング力への信頼感バク上がり中で。それを踏まえて本当に当然でかつ失礼な話なのですが、所属タレントとして、また、ひとりの人間として「ちゃんと見て考えているんだな」なんて偉そうに。笑

 

そんな風に自分のところのタレントをどう生かすか、それを考えて考えて生業とする方々が、この2人を選んだ!わぁ~ワクワクします!!!!

 

今思えば、勝利くんと海人くんの『ブラック校則』は前哨戦だったのかな?なんて気もします。結果的に高評価でとても質の高い作品を届けてくれた2人。その質の高さは座長の勝利くんの仕事人的な部分を考えるととてもしっくりきましたし、グループ最年少でアーティスティックな一面を持つ天才肌の海人くんの力も大きくて。演技力には驚くものがありましたし、勝利くんとは違うアプローチで作品の質を高めていたように感じました。それぞれの色が混ざり合っていい化学変化を起こす、と思うと、今グループを飛び出すのって結構楽しいことなんじゃないかな?なんて。そんなことも思いました。本当にそういうことなら、つまりちゃんと2グループでそれぞれのグループの事を考えて動いているってことでもあるのかなぁ。

 

 

とにかく今は詳細を待つのみ!ですが、中島健人平野紫耀が見せてくれる「健人と紫耀2020」、「KS2020」プロジェクト。お互い大切な時期である2020年に、この2人で何かをすること、そしてそれがグループにとってもどのように実を結ぶのか、楽しみたいと思います。そして、それぞれのグループの良い所を発見、再発見する機会にもなればいいなぁ~!なんて、気楽に追いかけていければ思います!

誰かの1歩を後押しするSexy Zoneは「三方よし」の優秀な営業マンだと思う

Sexy Zoneデビュー8周年おめでとうございます!!!

 

5周年のとき、10周年まであっという間なんだろうな…なんて思っていたのですが、案の定「もう8周年…!?」と驚いています。

 

私はまさに5周年の年から応援しているのですが、その3年の間にも色んなことがあったなぁ~としみじみ。もちろんまだ消化できない気持ちだってあるけど、Sexy Zoneはいつだってその思い出のどれも否定しなくていい今を見せてくれているなぁと。

 

きっとすぐにやってくる2年後の10周年も、そしてそのもっと先も、それまでの間にいろんなことがあるんだろうな~!とは思います…!

でも、不思議とこれからも“5人なら大丈夫”と曇りなく言えるな、と。もちろん、まだまだ見たいこともたくさんあって、もどかしさも焦りも感じた3年間だったかもしれないけど、それも、踏ん張った時期があるから今があるって思える未来が来るって確信持てるんです。

 

 

SexyZoneの「誰かの1歩を後押しする力」

 まず、どうしてそんなに曇りなく大丈夫と思えるのか、常日頃感じていたSexy Zoneの「誰かの1歩を後押しする力」についてお話しようと思います。

 

もちろん私もそうですし誰もが何かしらあると思うんですけど、例えばどんなに小さなことでもSexy Zoneをきっかけに「何かを始めよう」とか「今だ!」と思えた経験あると思うんです。

 

以前、Sexy時代のセクシーって何だろう?というアンケート企画をしたときに、多くの方がSexy Zoneに出会ってセクシーに生きられるようになった!と回答してくださいました。

a30gashi.hatenablog.com

 

それは、アイドルとしてSexy Zoneがファンに寄り添ってくれて一生懸命な姿を見せてくれてきた結果だと思うんです。

 

でも、なぜ今「誰かの1歩を後押しする力」を強く思ったのかと言うと、グループ以外の方々との関係性から見えてきたのではないかと…! 特に今年は個々の活動が目立ったからこそ、余計にそう強く思えました。

 

例えばSexy Zoneの5人と関わったことのある方々はきっと自らの意思でアイドルであり1人の人間であるセクシーたちをTwitterやブログ、いろんなメディアで同志として称え合ったり応援してくれています。

そして、その流れは有名な方々だけでなく、裏方の方々や企業の方々からも感じることができます。

 

それはきっと、どんな状況でもどんな関係性でも、真摯に向き合うセクシーたちの人柄あってこそなんだろうな、そしてそんなセクシーたちの気持ちに応えようと「声に出して」くれたり「工夫」して盛り上げようとしてくれたりするじゃないかなぁなんて。

 

お互いきっとそこまでしなくてもビジネスとしては十分なはずなのに、「1歩踏み出した」ことで良い反響が届いたり、また一緒に仕事がしたいと思ってもらえたりする。

 

こんな素敵で気持ちのいい循環を生み出しつつある今があるのに、未来が明るくない訳ないと思いませんか……?

 

アイドルSexy Zoneが仕事仲間と築く関係性のすごさ

 少し寂しい話のようになってしまうけども、芸能界はきっと心からの親切なのか利用されるだけなのかの見極めが特に難しい世界だと思うんです。

他の業界と違って、人間が商品だからこそ、日々変わることも多いし、浮き沈みなんて日常だし。

そんな場所に小さい頃からいるセクシーたちがガードをかためる選択をしたって正しいはずだよな、とふと思って。しかもジャニーズという男性アイドルの頂点にいる事務所にいるのだから余計に。

 

‪でも、共演した方たちやスタッフさんたちからは仕事仲間以上の信頼関係を築けていることが伝わるエピソードばかり。もちろん信じられる人を見極める地頭のよさはあるだろうし、キツかったことはきっとあったと思うけど…どのセクシーも各々の場所で良い雰囲気で過ごしてグループに戻ってくるのが純粋にすごい。

 

あの……若い子が‪仕事相手だろうが惜しまずに歩み寄ってくれるのって…特に大人の皆さんはびっくりしませんか…?

コミュニケーション能力がどうとか言う話ではなく、いいものを作りたい!という熱量でぶつかってくる感じ。

 

そもそも信頼してちゃんと向き合うってリスキーだしエネルギーも使う。さらに利害関係なんかあったらなおさら。笑

日曜劇場の世界まではいかなくても多少は腹の探り合いというか、なれ合いになっちゃいけないというか、どっちが得して損しての話というか……とにかくある一定の距離は保とうとするものなのではないかと思うんです。

決められた範囲を全うしてなんとなく平和に終わればいいかなって。

 

だから、もっとシビアな芸能界で自分の役割さえ期待に応えればあとはシャッター閉じたっていいのでは?? そうやって自分を守るのも得策だと思うんです。

 

でも、Sexy Zoneはいつだって期待以上の結果を残そうと自分たちを磨いているし、いいモノを作るべくチームが同じ方向を見るための関係性を作ることも厭わない。

 

そんなセクシーたちの姿を見たら、「いっちょやってみっか!」って思ってもおかしくないよな…うんうん。と、最近の共演者やスタッフさんたちの言葉や動きにどうしても思ってしまいます。

 

さっき、芸能界は人間が商品と言いましたが、結果として、それが全く嫌らしくないカタチで自分たちを売り込むことに繋がっているのではないかと思います。だからこそ、最近のセクシーのお仕事は適材適所を感じること増えたのではないでしょうか…!

 

Sexy Zoneは「三方よし」の優秀な営業マン

売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」は、日本の一部の有名企業のルーツでもある近江商人の思想として有名ですが、今までの話をまとめるとSexy Zoneにぴったりじゃないですか…?

 

起用してくれた人たちに最大の利益を生み出せるように考えて、それが自分たちの飛躍にも繋げられるように考えていて、いつか自分たちの影響力を生かして声を届けたいと公言しているグループです。

 

人とモノを比べるのもどうかと思いますが、、、

例えば、目先の利益を求めて商品開発して、売り上げ優先で営業したら、トラブル多発&社員も疲弊して一時のブームで終わったり、商品自体が有名だから何もしなくても売れると適当に接客してリピーターが減ったり、すばらしい営業力に惹かれて商品を購入したら全然必要ないものだったり…

そういうことって、どんなに稼ぎのいい企業でも少しでもバランスを崩したら起こりがちなことだと思うんです。

 

でもきっと、大小問わず質の高い商品を取り扱って長く続いている企業は、いい商品への追求は惜しまず、買う人のより良い暮らしを想像しながら営業することで贔屓の客がついて、結果的に業界や世間を豊かにしてきたんだと思います。

 

もちろん、企業だから売れるまで待つなんて呑気なことばかりは言っていられないですし、さきほどネガティブワード並べまくったように腹の探り合いだってあると思います。ですが、頭を使ってアイディアを出して、できる範囲の工夫をして真摯にお客様ファーストを貫いてきたから続いているんだと思うんです。

だから、多少の浮き沈みに惑わされずにデーン!と構えていられる。

 

健人くんはこの「アイディアと工夫」こそ、グループの強みと言っています。

 

身近なところだと、「#KTT」でおなじみのブログ「Ken Tea Time」はまさにそうですし、風磨くんの「刹那ルツブヤキ」も勝利くんの「vic.Story」も聡ちゃんの「SO GOOD DAY」もマリウスくんの「薔薇色の日々」も、どれもその時々のファンの気持ちや楽しみを想像して更新してくれていますよね…!

 

アイドルとファンの関係性だと営業と言うよりは、ブランディングマーケティングに近いのかもしれませんが、音楽の届け方も、ライブの作り方も、雑誌などのインタビューやイベントの発言も、そうやって歩み寄ってきてくれているからきちんとファンが増えているのだと思います。

 

そして、その「三方よし」の姿勢は私たちの見えないところでも繰り広げられていたであろうことが、最近になって「買い手」の企業やメディアや同業者のタレントさんたちを通して目に見えてきました。

 

そもそもSexy Zoneがなんであんなに若いうちからデビューしたのかって、長期的に未来を見据えたグループだったからではないでしょうか…?

 

もちろん紅白歌合戦のように、「やる気があるから使いたい!」「いい子たちだから使いたい!」だけでは通用しないシビアな世界ということはセクシーたちが一番わかっているだろうし、そういう自覚を持つためにも積み重ねてきた8年間。それがあったからこそ商品力と営業力どちらも兼ね備えたグループになりつつある、はず!

 

そしてセクシー全員が大人として対等に扱われるようになる年齢でこの力が発揮できるのは凄く強いのでは…?

(普通に学校卒業して就職した社会人で考えたら本当にすごい)

 

今のSexy Zoneなら、期待に応えたいと一歩踏み出すと「誰かの1歩を後押し」になって、それでいい関係性が築けて、「三方よし」になっていく。

 

ああなんて視界良好でグレイト&ブライトなフライトなんだろう…!

きっと、このまま今まで通り色んな方面でいい関係性を作っていったら、いつの間にか何かのタイミングでザ・ベストなフライトになっているのではないかな、と呑気に思っています。

 

8周年も、真摯にアイドルを貫くSexy Zoneがますます運命上昇していきますように。

 

あらためてSexy Zoneデビュー8周年おめでとう〜!!

Sexy Zone『PAGES』の“エモ”はきっと数年後に開けるタイムカプセルになる

間に合わなかった~!1日遅れですが…
Sexy Zone結成8周年、9年目突入おめでとうございます!!!!

最後の公演だった横浜アリーナからいつの間にか時が経ち、オーラスの和歌山公演からも気づけば4ヶ月過ぎました。そして8月にはBlu-ray&DVDが発売!!!さらに10月には新曲も…!


【Sexy Zone】「Honey Honey」30秒SPOT映像

 

個人的にはTLを眺めたりレギュラー番組を観たりして追いつつも、オーラスの時期に生活が変わるタイミングだったりしてセクシー関連はやや静かに過ごしていた4ヶ月。そんな中でも途中で待ちに待ったSexy冠や風磨くんのハムレット、勝利くんのブラック校則の始動なんかもあり、着実に進んでいる姿を見せてくれて楽しく過ごしていました。

とは言いつつ正直、本業だと思っていた(?)オタクが二の次になる時もあったりして、なんだかいろいろと自分自身のことを考える時期でもありました。でもきっと今年のツアーを体感した今、そのコンセプトを思うと充実していたということでもあるんだろうなって。決してSexy Zoneの事を考えなかったわけではなく、ライブで4人から伝わってきたことをベースに日々生活できていたので、それってとっても幸せだな、と。

 
Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES』

【メーカー特典あり】Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES(通常盤Blu-ray)(オリジナルクリアファイル(A4サイズ)付き)


SexyZone LIVE TOUR 2019 PAGES SPOT映像

 

ただひたすらに楽しくて楽しくて、たとえ4人が多くを語らなくとも寂しさも包み込んでくれるようなものでした。そして、人生の1ページ1ページを曲に例えたアルバムから出来上がったツアーは、まさにどんな気持ちや状況にも寄り添ってくれるようなやさしいツアー。

人生を考えるなんて大げさな話かもしれないけど、ツアーが終わった後もSexy Zoneの曲を聴けば少しでも自分自身と向き合う瞬間が生まれるようになった気がします。コンサートやライブで楽しさの余韻に浸ることはもちろん今までもありましたが、終わった後に意識改革をしてくれると言いますか、人生の底上げをしてくれるのはやっぱりSexy Zoneの魅力の1つだなって。

そんなPAGESは、楽しいツアーにしようって思って全力で楽しませてくれたSexy Zone にとっても、その気持ちを受け取ったファンにとっても、きっと何年か経ってページをめくったときにこそ感情が昇華されるような気がして。

かなり時間が経ってしまったけど、PAGESツアーはタイムカプセルのように後になって思い出したときにもっともっと重みが増してくんだろうな、なんて…ぼんやり考えていたことをパンフレットで4人がそれぞれ語っていたことを踏まえてブログに残しておこうと思います。

 

 

◆勝利くん

「今回のライブは、アイドル全開で臨みたい」「ザ・アイドル!」「何年後かにこのライブを思い出したときに『ほんとに楽しかった!』って言わせたい」「メンバーそれぞれが道を極めた時にきっと、僕らはもっと大きなステージに立てるんだろうなって思います」

初日、公演前にパンフレットを読んで何でこんなに信頼できるんだろう…!?と泣きそうになったのが懐かしいです。

「アイドル」っていろんな解釈があると思うけど、Sexy Zoneはアイドルである自分たちを肯定して誇りをもって高めていく姿を見せてくれます。その結果、(もちろん、アイドルはファンを楽しませてくれるのが前提だと思うし、そこに対価を払いたいって思うから成り立っているのですが)自己満足にはならずファンを楽しませてくれるし、ファン自身の自分を高めていくきっかけをくれているな、と。それだけアイドルという存在を大切にしているのが何よりも嬉しいし、応援している意味を理解してくれているような気持ちでした。

そして、「何年後かにこのライブを思い出したときに『ほんとに楽しかった!』って言わせたい」「メンバーそれぞれが道を極めた時にきっと、僕らはもっと大きなステージに立てるんだろうなって思います」という言葉には、きっとお互いにいろんな思いを持ってライブを迎えることは百も承知で、数年後には明るい気持ちで振り返れることを願い信じる勝利くんが浮かびました。そのためにもあれだけ楽しいライブに全力で取り組んでくれて、その後の決意を言葉にしてくれたんだなって思うと、勝利くんのやさしさがひしひしと感じられました。

メイキングでオーラス和歌山の終演後にギターで弾き語っていたあのフレーズ、照れて笑って終わっちゃったけど、あそこに全てが詰まっているような気がします。

 

◆健人くん

Sexy Zoneって、その時々の自分たちの気分や感情を楽しんでもらうグループ」「めくればめくるほど違う感情のページが出てくるエモーショナルな作品」「グループにおけるモットーは“全体ファースト”」「グループの特性を見極めて、そこを伸ばす。それは何かって言うと、アイデアと工夫だと思っている」

純粋に、たしかにー!!って思いました。笑
Sexy Zoneがどんな気持ちで目の前のお仕事に一生懸命に取り組んでいるのか、その奥行きがあるからパフォーマンスがさらに楽しめるんだなってストンと落ちました。そんな自覚のあるSexy Zoneが感情のページをテーマにエモーショナルな作品を作る…こんなに自己分析が一致してるグループを応援できて幸せです…。

そして、昨年からグループへの想いを話してくれる機会が増えた健人くん。勝利くんもメンバーそれぞれが道を極めた先にグループの夢が叶うことを願っていますが、グループのエースとして駆け抜けてきて、独自の世界観も持つ健人くんも同様にひとりよがりにならずグループファーストであることを改めて語っているのが嬉しかったです。さらに、そんな一番に考えているグループの特性として挙げているのが「アイデア」と「工夫」。自分たちが頭を使えばいいんだ、頭を使えばできるんだと思っているの、なんて心強いんだろう。頭を使うってエネルギーも時間もとってもいることだと思うけど、そこで生まれたアイデアはズレていないし、最大限を引き出す工夫ができる頭の良さもあるって自信を持っているのは今年のツアーが何よりも証明してくれたような気がします。

 

◆マリウスくん

「感情に正直になれたら自分のページも深く理解できる」「ここでそういうページを作れたら、日常生活に戻っても『逃げるんじゃなくて直面して頑張ろう』って思えるかもしれない」「Sexy Zoneも今、そういうステージにいると思う」

なんでこんなにこのグループの最年少は強いのでしょうか……!多くを語らない4人だったけど、ファンが寂しいって思う以上にSexy Zoneが一番5人でステージに立ちたい気持ちがあるんだろうなって溢れ出ている場面があった気がしたし、そんな人間らしい一面を否定する気持ちは全くなく「そうだよね!そうだよね…!!」だったんですけど、、、、そんな中でも、パンフレットで語っていた通りにマリちゃんの気持ちの強さがひしひしと感じられたツアーだったなぁと。

変に張りつめているわけでも空回りするわけでもなく、自分の立ち位置や気持ちを整理して徹しているだけだよ?っていうサラッと地に足のついた感じがすごかった。パフォーマンスにもムラがないし、MCもガツガツと面白いし、メイキングでも楽しませてくれたし…。つまりマリちゃんは誰よりもやるべきことをやった未来の明るさが見えているような気がしました。

自分の感情と向き合える場を作る。それがツアー後の生活にもいい影響を与えてくれる。それはSexy Zoneも一緒。マリちゃんってとっても高いところに意識があってアイドルとしてスペシャルな存在感を放っているし、実現していくことが人並みできることばかりじゃないけど、壁の無さというか誰とでも同じ視点で物事を考えられる自然な姿勢が頼もしくて。最年少のオイシイところは残してほしいけど笑、いよいよ年上のメンバーたちとも対等になってきて、これからののびしろが末恐ろしいなと改めて思いました。

 

◆風磨くん

「目指したのは“エモいアルバム”と“エモいライブ”」「楽しませるのは大前提で、寂しさを感じさせないくらいのパフォーマンスができたらいいな」「みんなの一体感が俺らの寂しさも埋めてくれると思う」

まさに冒頭で話した通り…!エモいって若者言葉?と言うか、最近ではちょっと擦られすぎてて逆にバチっとハマるときしか使うのが難しい言葉になっているような気がしていたのですが…こんなにバチっとハマることあるんだ?と言うのがアルバムからライブまでの感想でした。笑

もちろん、風磨くんがエモいっていうんだから間違いないだろうとは思っていましたが、風磨くんの得意分野であるエモと、他のメンバーのそれぞれの想いが最大限にプラス効果となったんだから、このエモを茶化すなんて絶対にできないです。マリちゃんが言うように、だって本当にエモーショナルな部分にグッと入ってきて自分と向き合うきっかけになるような作品だったから。

そして、横アリのラストで風磨くんから「寂しさを感じないのも寂しい」なんて言葉も。今まさに頑張っている4人を前にそう思ったり言ったりしたらだめなんじゃないか?なんて気持ちが誰しもあったと思うんです。でもそれを自分たち発信でしっかりと拾い上げてくれました。そもそも、パンプレットでも自分たちが持つ寂しさについても言及していたのですが、誰もが迷うことを率先して言ったり、あえて言及してオープンにすることで気持ちを軽くしたりする向き合い方が、何とも風磨くんらしいなぁと、今思い出してもじんわりきます。たとえ矢面に立ってもほかのメンバーがやらない部分をフォローして、取り残されちゃうファンの手も取って連れていく風磨くんのやさしさを強く感じました。

そんな風磨くんが嫌われてもいいやと思って胸を張って「これでいきます」とプレゼンしたツアーは、多くの選択肢の中から「喜怒哀楽」を全部ドストレートに表現しながらも、楽しさを前面に出してハッピーな一体感を作ってくれました。同情をかわない、変に感傷的にならない、そこからは私たちにも、4人にも、きっとどこかで観ていたかもしれないし、いつか観てくれるかもしれない聡ちゃんにも、全方位にやさしいツアーだったんだろうなって私は思います。

 

 

たしかに完全体ではなかったかもしれないけれど、寂しさだって拭いきれなかったかもしれないけれど…。イノセントデイズそのものだけど、こんなに一つ一つに向き合って作ってくれて、語ってくれた言葉に何一つ嘘のない今年のツアーを数年後に振り返ったときに、単純に足りない思い出であったり、寂しい思い出であったりなんてことはないだろうな、って確信できました。

きっと今は自分が最大限に楽しめるように取捨選択しながら応援する時期なんだと思います。でも、未来を見据えて前に進んでいるSexy Zoneがいれば、いつかの未来ではコンセプト通りの様々な感情も全部ひっくるめて「懐かしいね」って思えるんだろうなって。

だからこそ、タイムカプセルをおっかなびっくり開けるのを楽しみに今を応援するのも醍醐味なんじゃないかなって、思えたPEGESでした。

それもこれもこれから次第。勝利くんが話すように各々がグループを考えて極めているんだろうなって伝わるからだと思います。表に出ているときはもちろんですが、姿が見えない時でも何かしらインプットをしているんだろうなって信じられる。そしてこの先にどんな状況や決断があってもSexy Zoneなら大丈夫って思えます。

いろいろあった8年目の7周年イヤーを経て、9年目の8周年イヤーで見せてくれるSexy Zoneらしい姿、楽しみにしています!!!!