正月サプライズ「健人と紫耀2020」のやさしさの可能性を考える
新年早々、Sexy Zone中島健人くんとKing & Prince平野紫耀くんからの大きなサプライズでカウントダウンライブどころではなかった皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は昨年でマリウス君のステージ落下でカウントダウンどころではなかったのですが、今年は(“今思えば”の2人のめちゃくちゃかっこいいカウントダウンが抜かれた後に)リベンジが叶ってみんなで無事年越しできた~!なんて思っていたのもつかの間、本当にびっくりしました!!
2020年、僕らの大きな挑戦が始まる!
— 中島健人×平野紫耀 2020 新プロジェクト (@kentosho2020) 2019年12月31日
Our big challenge begins in 2020!#中島健人 #SexyZone #平野紫耀 #KingandPrince #KS2020 #健人と紫耀2020 pic.twitter.com/O8TrGiTPhq
ただ「年越しどころじゃないよまったく!!」とは思ったものの、個人的にはネガティブな気持ちは全然なくて。「なるほど…!」と思ったといいますか、とにかくこれからケンティーと紫耀くんが見せてくれる「健人と紫耀2020」「KS2020」プロジェクトに心からワクワクしています。
今は何も詳細が発表されていないのですが、2020を振り返る1年後にポジティブな答え合わせができればいいな、と。そんな願いを込めて現時点で感じたこのプロジェクトの可能性を探ってみようかな、と思います。
飛躍のSexy Zone、地固めのKing & Prince
すっごく個人的な実感なんですけど、このタイミングで各グループのエースが手を取り合うということはベストタイミングではないかな、と。
もちろん、そんな大きなプロジェクトこそグループでやればいいじゃん!ってなるのも当然だと思うんですけど、このタイミングでこの人選、私はわりとやさしさを感じています。
まず、それぞれのグループの状況を整理すると…。
ジャニーズ最年少デビューから8年。下積み期間はそこそこにデビューしてから完成までの過程を楽しみつつ大人になる頃での完全体を目指してきたSexy Zone。
8年間の間にアイドルとしての自覚を育んで自分たちの立ち位置を探してきました。実感と贔屓目でしかないのですが、子どものころにデビューしたグループのイメージとは裏腹にアイドルとしての自覚はトップクラスのグループだと思っていますし、最初は「キャラ作り」なんて言われていて今では「そういう人」だと認識されてきたケンティーを筆頭に個々のキャラの定着もセクシーの浸透も、また自分たちで作るツアーもそうですが自己発信も地道にできてきているのではないのかと思います。なので、年齢とキャリアを考えれば8年間なりの地固めができている、と。それこそ新アルバム『POP × STEP!?』じゃないですが、ホップ、ステップまできて、ジャンプの時期を見極めている段階なのではないかと思います。まさに2021年の10周年に向けて飛躍を狙う2020年ではないでしょうか。
一方で、ジュニア時代から圧倒的な人気を誇り、長いジュニア期間でプロとしての完成度も高くて何もかも完璧。アイドルの正解をたたき出した1stシングル「シンデレラガール」でデビューしたKing & Prince。
外側からの印象でしかないのですが、デビュー前からの勢いのまま、今の今も全ジャニオタに一目置かれる存在として駆け抜けてきているかと思います。紫耀くんの天然キャラを筆頭にバラエティなどメディアでも重宝されて、リリース作品でも映画の出演作でも数字の面で大活躍。まさに飛躍続きの2年間。ただ、私はひねくれ者だからかもしれないのですが、このままアクセル全開トップスピードで走り続けるのは至難の業のように感じてしまいます。もちろんドキュメント番組も観て相当の努力があってこその結果だと一目でわかりますが、やはり最初の数年は最高のデビュー、最高のステージ、最高の活躍が約束されて用意されている状態が普通だと思います。その中で最大限の力を発揮して結果を残してきたKing & Prince。今年は新たに2組デビューがあって、「華々しいデビューを飾った最新グループ」の冠を譲るタイミングです。何か一つ確固たるものを示すといいますか…自分たち主導で何か殻を破る地固めのタイミングとも言えるのではないでしょうか。(偉そうにスミマセン)
グループの枠を超えてコラボしたやさしさ
そんなデビューからの道のりもこれから成し遂げることも全く異なる2グループが、一緒に何かをする。一見、ちぐはぐなように感じますが、冒頭でも言った通り私はすごくしっくりするものを感じました。
何より、お互いグループが完全体になった時の事を考えながら活動するフェーズというのは共通しています。
もちろん、それならなおさらグループの垣根を越えなくても、グループごとに大きなことをすればいいのでは?という声ももちろんすんごくよくわかります。
冠番組ほしいし、ドーム公演も行きたい。Sexy Zoneを例に挙げるとまずはその2つですが、それを叶うのももちろん心から願っています…!
ただ、キンプリもそうだと思いますが、当然それらを今の状態で成し遂げるとなると「寂しさ」が伴うのは必然。だからと言って、何をしないのは2人を「待ち」ということにしてしまう…。それはそれで何もしない理由になってしまうのも心苦しさが伴うものだと思うんです。
そんな寂しさや心苦しさとは別次元で似たような境遇のグループ同士、互いのグループにも還元できる活躍の可能性の探るというのはとっても“やさしさ”を感じないですか?
特に、ケンティーと紫耀くんはグループのフロントマンとしてずっと駆け抜けている2人。勝手なイメージですが、どちらも野心をビシバシと感じるキャラでもあるので、それぞれが現状に何かもどかしさを感じているにしろ、そんなことないにしろ、力を発揮する場があればあるだけ輝くタイプだと思うんです。ただ例えばそれをグループで何かするとなると守るべきことも格段に増えると思いますし、調和をとる場面もあると思うんです。とてもグループを大事に考えている2人なので、それが不幸なことだとは一切思いません。そうやって大切なメンバーの事を考えながらグループ内でそれぞれの役割を全うできるのもきっと幸せなことだと思うんです。
でも、このプロジェクト内での2人はビジネスパートナーであり、それぞれが好きなようにグイグイグイグイ発信することができる場になるんだろうなって。むしろこの2人が主軸で進むプロジェクトならそれを求められているはず。グループへの貢献は結果論として考えて、こんな爆発的に盛り立てるプロジェクトには適任な2人なんだろうな、なんてことも思いました。
他にも、互いのグループがあとひとつ手に入れたらもっとすごいグループになりそうなことが「飛躍」と「地固め」でまるで真逆でした。真逆のグループに所属する2人が互いの仕事への向き合い方を見ながら吸収して補い合って、相互作用でグループに還元できるのなら素敵じゃないですか?
ジャニーズ内選抜?のやさしさ
さらに「KS2020」が、外部の誰かと組まれたプロジェクトではなく、同じジャニーズ内で選抜された2人組と言うのもやさしいな、と思いました。普段だったら「ジャニーズばかりだな~」と少し斜に構える部分でもあるんですけど、こればかりはお花畑満開で「ジャニーズ内で、しかもセクゾとキンプリでよかった」と都合よく。笑
何が主導するのか何もわかっていない状況ですが、きっと、この2人を看板に立てるからにはがっつりジャニーズさん関わりますよね?という前提のもとで話すと…お互いのグループの状況や立ち位置を踏まえた上でこの選択をした、と思うと何とも心強いなぁと…!悪いことにはならないだろうな、なんて信頼感がすごいです。
我ながら上から何を言うんだと思いますが、風磨くんのハムレットで特に潜在的な部分を見極めたキャスティング力への信頼感バク上がり中で。それを踏まえて本当に当然でかつ失礼な話なのですが、所属タレントとして、また、ひとりの人間として「ちゃんと見て考えているんだな」なんて偉そうに。笑
そんな風に自分のところのタレントをどう生かすか、それを考えて考えて生業とする方々が、この2人を選んだ!わぁ~ワクワクします!!!!
今思えば、勝利くんと海人くんの『ブラック校則』は前哨戦だったのかな?なんて気もします。結果的に高評価でとても質の高い作品を届けてくれた2人。その質の高さは座長の勝利くんの仕事人的な部分を考えるととてもしっくりきましたし、グループ最年少でアーティスティックな一面を持つ天才肌の海人くんの力も大きくて。演技力には驚くものがありましたし、勝利くんとは違うアプローチで作品の質を高めていたように感じました。それぞれの色が混ざり合っていい化学変化を起こす、と思うと、今グループを飛び出すのって結構楽しいことなんじゃないかな?なんて。そんなことも思いました。本当にそういうことなら、つまりちゃんと2グループでそれぞれのグループの事を考えて動いているってことでもあるのかなぁ。
とにかく今は詳細を待つのみ!ですが、中島健人と平野紫耀が見せてくれる「健人と紫耀2020」、「KS2020」プロジェクト。お互い大切な時期である2020年に、この2人で何かをすること、そしてそれがグループにとってもどのように実を結ぶのか、楽しみたいと思います。そして、それぞれのグループの良い所を発見、再発見する機会にもなればいいなぁ~!なんて、気楽に追いかけていければ思います!