あらさがし

ブログは続かないタイプです。溢れすぎたときに書きます。

アイドルとグループと器の大きさ

よく誰かの人となりを表現するときに器の大きさで語ることがありますが、先日、生まれて初めて遊びに行った嵐のコンサートではそれはもう東京ドーム何杯分あるんだろう?というくらい大きな器を、メンバーや、スタッフさんたちから感じました。

器の大きさは一般的に優しさを語るもの。だけど、一口に優しさだけではなく、なみなみと注げる量が多ければ多いほど周りも観れるようになって、余裕も出て、気が付くこともできることもたくさんあって。器の大きさってきっと、それらすべてがあってこその優しさ。

ステージに立つ嵐の5人を観て、20年間の年月があの隅々にまで優しいコンサートを作っているんだと思った次第です。


きっと器って人それぞれの形があって、毎日いろいろな栄養が入った水が注がれて、それを吸収しながら大きくなっていくものだと思うんです。

そして、嵐に限ることなく長く続くグループは、その経験や感情という水をみんなで分け合って吸収して一緒に大きくなってきたはず。

そんなアイドルとグループのそれぞれの器について(拙いイラストにして)考えてみました。

 

出会ったとき、器の大きさはきっとバラバラ。
だからお水の量もきっと揃っていなくて、分かり合えることも少ない。

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でも、自分で注いでもらいにいったり、

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愛されて水を注いでもらったり、

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無理矢理入れられちゃったり、

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自然と入ってきたり、

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気付いたら増えていたり減っていたりする。
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また、注がれるお水もたくさんあるから、人それぞれずんずん吸収できるお水もあれば、
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なかなか吸収できないお水もある。

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だから、もしかしたらメンバーと比べて1人だけ満たされなくて焦ることも…。

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また、溢れそうになってもうダメだと思ってしまう時もあるはず。

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でも、そんな時はグループだからこそ、他のメンバーが少しずつ分け与えて補うこともできるでしょう。

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倒れそうなメンバーに手を差し伸べて、立ち上がれるまで待つことだってできる。

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もちろん、一人では抱えられないほどの大きな喜びがあったときだって、それをメンバーと共有することだってできます。

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そうして、みんなでお互いを思いやって分かり合って、個々の器を大きくしながらグループの絆ができていくんだろうなぁなんて思いました。嵐からはそんな余裕と信頼の上にある優しさが感じられました。

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また、嵐を見ていると個々の器だけではなく、もう一つグループの器も見えた気がします。

グループって、メンバーだけが同じ場所から同じ景色を見ることのできる唯一の存在だと思うんです。もちろん同じ方向を見て同じ目的に向かって一緒に歩いていくスタッフさんはたくさんたくさんいるはず。それでもペンライトの色に染まる景色や歓声は、その時その場に横並びで立っているメンバーからしか見ることができません。

例えばその景色を一緒に見るために同じ目的地へ向かう船のイメージ。
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きっと夢を叶えたり、何かを乗り越えたり、絆が深まって個々の器も大きくなれば、いつのまにか船に乗っていて、その船もどんどんどんどん大きくなっていって、頑丈になっていく。

ひとりひとりの器を大きく厚く強くしていくのは、ひとりの人間としての限界があるかもしれないけれど、メンバー全員で力を合わせて作る船なら限りないものができるような気がしませんか?

大きく強くなると、
もっともっと乗せられる人が増えて、
行けるところも増えて、
できることも増える。

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…そして大きく強くなるにつれて責任も増えていく。

 

だから、長く続くということは、
無理して急いでしまったり、
突貫工事で壁が薄いまま進むものではないと思うんです。


また、大きく強くなるには外側からお膳立てしてもらうだけではやっぱり脆くて、自分たちで内側から徐々に徐々に船の材料を生み出してこそ補強されていくものなんだろうな、なんてことも感じました。

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だからこそ、全国のドームを50杯分も満杯にする嵐の器の大きさと強さには、今までどれだけの試行錯誤があって、どれだけの悔しさと喜びがあったのかと。

何かと比べて物足りなさを感じるのは失礼だと思うくらい、嵐の5人とファンのみなさんがこつこつと積み上げてきたその20年の重みをひしひしと感じた3時間でした。楽しかった~!!




そして大好きなSexy Zoneは今年、飛沫をあげて、嵐を越えていけと、錨を上げました。

嬉しいこと楽しいこと笑えることがたくさんたくさんあって、寂しいこともあって、いろいろとあった1年。

5人は今、焦らずこつこつと自分の器を大きくして、グループの器も大きく強くしている段階だと思うんです。

グループそれぞれのカタチはあれど嵐の背中を追う8年目のSexy Zoneは、まだまだそれが遠いことも、生半可には辿り着かないことも、1つ1つ積み重ねていく大切さも実感できているのではないでしょうか。

だからこそ、このままSexy Zoneらしく愛らしく愛して愛されて一歩一歩踏みしめて前に進んでいけば、これからもきっと優しくて明るい未来が待っているんだろうなと、楽しみで仕方ありません…!!

 

2019年も実りある1年になりますように!!