あらさがし

ブログは続かないタイプです。溢れすぎたときに書きます。

ジャニーズさんと圧力と時々ライジングのお話

はじめに、の前に

年始のSMAPの件の続報としてファンクラブ運営での内部圧力が話題のようですね。真相は分かり兼ねますが真意だとしたらなんとまぁ露骨なこと…。

つい最近、突然Sexy Zoneが気になる存在となったばかりではありますが、ずっとライジングのアーティストが好きな私。
ジャニーズさんに関しての知識は…と言うか全般的に知識は乏しいですが、どちらのファンにも嫌われそうな事をただただ主観でまとまりもなく書いてみようと思います。
文章能力の危うさもさることながら(?)ここ15年くらいの記憶を辿っているため間違いも多々あるかと思います。
もしも偶然にも読んで下さった方で何か気になる事があればあれば大目に見ていただくかぜひご指摘下さい。

はじめに

私はSPEEDに憧れたことから始まりずっとライジングプロダクションで育ちました。
安室奈美恵(移籍したけど…)やMAX、SPEED、DA PUMP三浦大知w-inds.、Lead、西内まりや、Fairiesと、代表的なアーティストはもちろん所属するアーティストは無条件で大好きです。

ライジングと言えばジャニーズさんにケンカを売ってバチバチした過去が有名ですね。(たぶん)
御察しの通り(?)ライジングのファンって何かと「ジャニーズ」と「圧力」に敏感なんです。

主にライジング系へのテレビ出演等に圧力があると言われています。
確かに露骨だなぁ悔しいなぁ…と思うことは沢山ありました。
今でこそジャニーズすげえ…と見ていますが、
私にとって悪役的立場だった期間が長いジャニーズ事務所
ライジングさんと一緒に苦難を戦い乗り越えて私もそれなりに逞しい大人になれましたが、伏線てんこもり日曜21時枠ドラマができそうなほどです。(大げさ)

(…だからか、いざジャニーズ内部でガタガタされると、ずっとずっと強固なジャニーズワールドを繁栄させていてほしいなぁなんて、思ってしまいます。あぁ、ジレンマ…。)

ただ、想うこととしては徹底的に戦略勝ちと言うか、マスコミ業界としてもそうせざるを得ないのは自然なことだろうと思っています。

圧力、とは言うけど本当にただただ圧力かけただけなのか?もし仮にあったとしてもマスコミが無条件で受け入れるものか?と、そんな疑問や想いを備忘録として整理してみます。

ネット社会とテレビとジャニーズ

ネット配信でMVが見れてDLもできてしまって(違法ですね)、特典がなければCDは売れず、音楽番組も減り…
いま音楽業界には元気がない雰囲気が漂っています。
テレビや雑誌で情報を得なくてもネットだけで十分な時代になってきて、様々なアーティストがインターネットを活用したプロモーションで試行錯誤しているのが現状です。

特にテレビについては身近に実感する機会も増えてきました。
今どき一人暮らしでテレビが家に無いなんて珍しくないですよね。
テレビ側の時間の都合でしか楽しめないなんて魅力を感じないという話も度々聞きます。

そんな時代でも、未だにネット上での画像掲載すら厳戒態勢の芸能事務所があります。
そう、それがジャニーズさんです。(何だこれ)

ジャニーズを日常的に楽しむならテレビが必要不可欠なはずです。
ジャニーズファンのみなさんにとってテレビが家に無いなんて信じられないのでは?

今どきジャニーズファンの皆様以上にこんなにもテレビを欠かさずチェックしている人はいないのではないかと思います。
HDDレコーダーが普及して気軽に録画できる時代になりましたが、
音楽番組はもちろん、ドラマもバラエティもワイドショーも極力ちゃんとリアルタイムで見ているはずです。
録画するのは、後で"見返す"ためですから。

さすがに昔よりは下火になってきているのかもしれないですが(視聴率取れないとかやめてあげて…)、
それでもやっぱりテレビ局が起用したいタレントは必然と絞られてきますよね。
テレビ局も色々と試行錯誤しているようですが、やっぱり一番嬉しいのはテレビを楽しみにして見てくれることだと思います。

また、極端なことを言えば若い層がテレビを見なくなれば今後テレビは不要という事に繋がります。
つまり、このジャニーズファンの層を手放すということは若い層を手放すということでもあります。
たとえ単体で人気俳優を起用したってジャニーズを一括りで考えたときの母数には遠く及ばないはずです。

そんなことにならない為にテレビ局だって仲良くしなければと必死になるのも必然ではないかと考えられます。
同様にネット配信も画像掲載もしないからこそ、映像作品やCD、雑誌がわかりやすく売れエンタメ業界全体での需要も健在だということが頷けます。

数年前にやっと申し訳程度に出演するドラマの公式サイトで顔写真が出るようになった気がするのですが、
そもそもジャニーズさんにはネットへ移行する必要性が感じられない訳です。

ピチピチのネット世代である10代のファンにとってはお金を使わないと何も得られないのはケチって思うかもしれません。
でも大丈夫。あと数年して働くようになれば貢げば貢ぐほど自分の満足度もタレント自身の飛躍度もホクホクしていく快感が得られるようになりますから!!!
今はひたすらパパやママが気持ちよくお小遣いを渡してくれるようなプレゼン能力を磨きましょう。きっと社会に出ても役立ちます。

…話は逸れましたが、マスコミ業界がインターネットの普及に追いつけずに苦戦している今、
今まで通り最大限にテレビや雑誌を活用してくれるのなら、多少融通が利かなくたって起用しようと考えるのが普通です。

インターネットが普及する前、そしてライジングとの関係性が表に出る前からジャニーズ以外の歌って踊る男性アイドルグループが標的(?)になっていた話もあるようですから一概には言えませんが…
それでも、もし20年くらい前からこんな時代を見越して手を打っていたなら…と考えると鳥肌ものです。

もちろん、音楽業界もっと仲良くいこうぜ…?と思うことはあります。
「いろんな実力のあるアーティストがテレビで見れるようになればテレビだって音楽業界だって持ち直すでしょ!!」
と、思う気持ちは全力で共感しますし、分け隔てなく見たいアーティストが見られるテレビ番組を望んでいます。
(例えば東京オリンピックのセレモニーで日本を代表するアーティストがジャニーズとAKB"だけ"とかになるのはかなり辛い…笑)

ただ、このやり方が今後の音楽業界にとっていいのか、とか、正しい正しくないかはまた別として、
「歌って踊る男性アイドル」の先駆者としてその立ち位置を守り続けてきたからこそ、誰にも真似ができないビジネスを成立させた訳です。
ジャニーズ事務所あっぱれじゃないですか。(白目)

テレビの音と生の音

その一方でテレビよりも舞台に力を入れているいわゆる実力派のジャニーズのみなさんもいますよね。
テレビで"歌って踊る男性アイドルと言えばジャニーズ"とイメージ付けた上で、愛嬌だけじゃない実力派もちゃんと取り揃えている。
(テレビに出てる人たちが愛嬌だけと言いたいわけではないですごめんなさい)
なんだろう、本物のショーを見せるならテレビじゃなくて生のLIVEなんだよって言われている気がするんです。

このテレビと生の音の違いについてはライジングの社長さんが以前何かのインタビューで話していたのが印象的でした。(記事はもう消えてしまっていてうろ覚えなのですが…)

テレビは放送するために音を圧縮しています。
映像と実物に誤差があるのは当然です。

だからこそ、テレビでも劣らずに通用するようなアーティストを育てていきたい。とか、LIVEに力を入れています。とか、そんなことを言っていたのかは覚えていないのですが…………(大事なところ!!!)

こんなことジャニーさんはとっくに知っていて、テレビはテレビ、LIVEはLIVE、と二本の柱を立てて長年やってきたのではないかなぁと勝手に思っています。
それはもう適材適所で徹底的に。

そしてジャニーズとしてテレビで認知度を得れば、
あとはファンがそれ以上を望んで自主的にCDを買ってコンサートや舞台に行く。
そんなシステムが確立されたのではないかと。

何にしろ、テレビでしか見たことのない人を目で見て聴いてそこにいる事を実感して同じ空気を吸うって震えますよね。(結論)

ジャニーズの鎖国政策

認知度も地盤もあって力もある…
そうなると他の歌って踊る男性アイドルなり、男性アーティストなり、真っ向勝負で太刀打ちできる気がしなくなってきます…………
もしかしたら鎖国してた時の江戸幕府より頑なかもしれません…(?)

他国が最新設備の黒船で押しかけてみたものの乗り込めず昔ながらの戦法で反撃されて戻ってくる…が、今までのパターンではないでしょうか。

長年徹底してジャニーズというブランドを作り浸透させてきたと考えると、
「歌って踊る」が後から出てくれば全てジャニーズが築いてきたものに乗っかるような感覚になるのも頷けてしまいます。

特に世間のイメージは強烈で、DA PUMPw-inds.、Leadのファンは必ず1回は誰かに「ジャニーズだよね?」と言われてきてますから。笑

そして今回、SMAPの騒動から発展してファンクラブの運営など、内部での圧力について本当か嘘か波紋が広がっている状況。
もしこれが事実ならば、外部だろうが内部だろうが裏切り者には容赦がなくぶれない姿勢があるわけです。
(…武士ですね。完全に武士。)

正直、ここまで徹底するって生半可なことでは不可能だと思います。
何よりもとてもエネルギーを使うでしょうし、普通ならきっとどこかで穏便にすすめた方がいいと折れてしまう気がします。

自分たちのブランドを守るために外にも内にも鬼になる。
それでこそ、ずっとずっと羨ましくて妬ましかったジャニーズ事務所です(拍手)

(とは言っても、所属タレントとファンに罪はないんだからそこは大人になった方がいい気はしています、さすがに。。。)


そんなわけで、ジャニーズさんはジャニーズのやり方で日本の芸能界にここまでの帝国を築いてきたと改めて実感する機会となりました。
時代遅れで権力を振りかざしているだけでなく、徹底した戦略を貫いているのではないかと思い至った訳です。

いやしかし全て憶測ではあるものの、これほど初志貫徹で頭脳明晰なプロモーションができるわけです。
どうかその凡人には信じられないくらいの信念が、自社のタレントやファンはもちろん日本の音楽業界の発展の為に発揮されることを切に願っています。

(とか言ってみたもののやっぱり美味しいところだけ乗っかろうとしてるのかなぁとか思ってしまったり…)
(個人的にはジャニーズさんが本気の音楽番組を作ってくれたら一番平和で嬉しいんですけどね…!笑)

最後に…

ライジングの社長さんは以前、自社の劇場ビジネスについてこんなことも話していました。

「うちはプロモーションに強い事務所ではない。タレントを多く抱えてもなかなか出演機会を提供できないジレンマがあった。そこで多くのタレントをプレゼンテーションする場所としてこの劇場をつくった」

日本経済新聞 / アイドルの原石輝く原宿 新しいビジネスモデルに挑む

確かに、確かにそうなんです。
ライジングさんはただ小型犬で大型犬にキャンキャン吠えてた訳ではありません。
生の歌、生のダンス、生の音楽で勝負できるアーティストにこだわり続け、大切にのびのびと育ててきました。(愛してる)

でもね、やっぱり、狭く深くではなく、広く深くファンを獲得して日の目を見てほしいと思うんです。良いものは良いと色んな人に知ってほしいんです。
そうなると今のままでは物足りなくて、まだ片方の柱なんです。

だからこそいつも中途半端に終わっているインターネットの力を、最大限活用して欲しいな、と。
ジャニーズの真逆をひた走ってやる!!くらいの、意気込みが、そろそろ欲しいな……………
ほら、デビュー当時の状況を見込んでか?インターネットの時代に?活躍できるように?ネーミングしたグループも?いましたよね?

……そのちょっと緩くてあと一歩詰めが甘い感じが、どうしても愛しいんですけどね。(甘い)